英検®対策

英検®の合格点は何点?【配点についても解説!】

英検を初めて受験する方が最初に疑問に思うことはおそらくこれではないでしょうか。

「英検は何点取れば合格なの?」

「そもそも英検は何点満点の試験なの?」

そんな風に疑問に思っている方のために本記事では英検の合格点や配点などについて詳しく解説していきたいと思います。

英検は級によって試験の技能が異なる

はじめに試験の技能について説明します。

「技能」という言葉に聞き馴染みのない方は「試験科目」のことだと思って頂けたら良いです。

英検には全部で7つの級があります。

難易度の低いものから順に5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級です。

4級と5級の試験はReadingとListeningの2技能のみです。

3級から1級はReading、Listening、Writing、Speakingの4技能の試験になります。

4級と5級には任意のSpeakingテストあり

4級と5級の合否はReadingとListeningのスコアのみで決まりますが、合否に関わらず任意でSpeakingのテストを受験することができます。

4級と5級のSpeakingテストは自宅や学校などからオンラインで受ける試験です。

試験内容は音読や質問への回答を録音するものになります。

合格すると「4級(5級)スピーキングテスト合格」という資格を得ることができます。

英検の3級以上は一次試験と二次試験に分かれている

英検は3級以上になると、一次試験と二次試験の2つに試験が分かれます。

一次試験は筆記試験でReading、Listening、Writingの3技能です。

二次試験は面接官によるSpeakingテストになります。

一次試験に合格した人だけが二次試験を受けることができます。

英検は何点満点?

英検は級によって満点の点数が異なります。

各級の技能ごとの満点スコアが決まっており、スコアの配分は均等になっています。

例えば、英検2級の一次試験の場合Reading650点満点、Listening650点満点、Writing650点満点で合計1950点満点です。

二次試験はSpeakingのみで650点満点となります。

難易度が高い級ほど満点スコアが高くなっています。

各級の満点スコアは下記の表の通りです。

【一次試験】

ReadingListeningWriting満点
1級8508508502550
準1級7507507502250
2級6506506501950
準2級6006006001800
3級5505505501650
4級500500なし1000
5級425425なし850

【二次試験】

Speaking満点
1級850850
準1級750750
2級650650
準2級600600
3級550550

【スピーキングテスト】

Speaking満点
4級500500
5級425425

英検の合格点は何点?

英検は級ごとに合格基準スコアがあり、この合格基準スコアに達したら合格です。

一次試験はReading、Listening、Writingの合計点で合否が決まります。

(4級と5級はReadingとListeningの合計点数)

二次試験はSpeakingのみですので、Speakingの点数で合否が決まります。

各級の合格基準スコアは下記の通りです。

【一次試験】

ReadingListeningWriting満点合格基準スコア
1級85085085025502028
準1級75075075022501792
2級65065065019501520
準2級60060060018001322
3級55055055016501103
4級500500なし1000622
5級425425なし850419

【二次試験】

Speaking満点合格基準スコア
1級850850602
準1級750750512
2級650650460
準2級600600406
3級550550353

【スピーキングテスト】

Speaking満点合格基準スコア
4級500500324*
5級425425266*

*スピーキングテストは任意のテストであり、4級と5級の合否に影響はありません。

英検は1問何点?

英検は1問何点と決まっていません。

2016年以降「英検CSEスコア」によって合否を判定しています。

英検CSEスコアが合格基準スコアに達したら合格です。

このスコアは各回の全答案採点後、統計的手法によって算出されます。

そのため受験者が素点(正答数)から自分の点数を計算することができません。

英検CSEスコアとは

CSEはCommon Scale for Englishの略で英検のスコアをユニバーサルな尺度で計るために導入されたものです。

以前は合否のみで判定されていましたが、英検CSEスコアの導入により合否に加えて技能ごとの点数と合計点が分かるようになりました。

統計処理が行われているので同じ回答数であっても試験の回によって点数が異なります。

1問あたりの影響力は技能によって違う

Reading、Listening、Writing、Speakingのそれぞれの問題数は異なりますが満点スコアは同じになっています。

つまり技能によって1問あたりが英検CSEスコアに与える影響が異なります。

例として英検2級の一次試験の問題数を見てみましょう。

【一次試験(2級)】

Reading38問
Listening30問
Writing1問

Readingは38問で650点満点、Listeningは30問で650点満点です。

それに対してWritingはたった1問で650点満点です。

このように技能ごとに1問の重みが違うことが分かります。

英検に合格するためには何割正解すれば良い?

英検CSEスコアによって点数がつけられるため、正答率〇割で合格という明確な基準は分かりません。

しかし、日本英語検定協会のホームページに下記のようなヒントがありました。

2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。

英検CSEスコアでの合否判定方法について|日本英語検定協会

これを参考に、1級または準1級を受験する方は7割以上、それ以外の級を受験する方は6割以上を目指して勉強の計画を立てると良いでしょう。

英検の合格率は?

以前は英検の合格率は公表されていたのですが、2016年以降は公表されなくなりました。

残念ながら現在の合格率を知ることはできません。

日本英語検定協会のホームページに2015年度と2016年度の第一回の1級、準1級、2級の高校生の合格率が記載されておりましたので参考までにご紹介致します。

【一次試験】

2016年度合格率2015年度合格率
1級44.00%23.00%
準1級18.00%15.00%
2級34.00%27.00%

【二次試験】

2016年度合格率2015年度合格率
1級66.20%66.20%
準1級89.80%89.10%
2級80.40%83.90%

引用元:日本英語検定協会

いかがでしょうか。

一次試験の筆記テストの合格率が高くない印象を受けたのではないでしょうか。

二次試験は一次試験を通過した人のみが受験しますので合格率は一次と比較して高くなっています。

このデータは「高校生のみ」を対象としていますので受験者全体の合格率とは異なる可能性がありますが、簡単には合格できないことが分かるかと思います。

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