英検対策

英検準1級 スピーキング|面接合格の型と対策

英検準1級のスピーキング(二次試験)は面接委員1名との約8分の個人面接で、合格基準はCSEスコア512点(750点満点)です。本記事では2分ナレーションとQ&Aの型を整理し、学習計画の参考としてKIRIHARA Online Academyの二次試験対策コースもご紹介しています。

💬「一次は通ったのに、二次のスピーキングが怖くて手がつけられない……」
💬「4コマを2分で話せと言われても、途中で止まってしまう」
💬「社会問題の意見なんて、日本語でもすぐ出てこないのに英語で?」

1. 英検準1級スピーキングとは?試験の全体像

英検準1級の二次試験は、面接形式のスピーキングテストです。日本英語検定協会によると、試験時間は約8分。面接委員1名(日本人またはネイティブスピーカー)と1対1で進めます。

測定されるのは「話す力」だけではありません。内容の適切さに加え、発音、語彙、文法、情報量、そして積極的にコミュニケーションしようとする態度(アティチュード)も見られます。

二次試験の合格基準は、英検CSEスコアで512点(750点満点)です。一次合格後に二次で不合格になるケースもあるため、「一次が通ったから大丈夫」と油断しないことが大切です。

民間の解説では、素点38点満点のうちおおよそ22点前後が合格目安とされることが多いです。ただし公式の素点換算表は公開されていないため、目安として捉えてください。大切なのは、ナレーションを途中で止めず、質問には結論から答えることです。

公式サイトでは二次試験のサンプル問題(PDF)と「バーチャル二次試験」が公開されています。入室から退室までの流れを映像で確認できるので、本番前に一度見ておくと安心です。

2. なぜ準1級のスピーキングは難しく感じるのか

2級まで合格してきた人ほど、「形式が変わった」と感じやすいです。

2級の二次試験には英文の音読があります。一方、準1級には音読がありません。代わりに、4コマのイラストを見て、自分の言葉でストーリーを語るナレーションが中心になります。

準備時間は1分。話す時間は2分です。決まった英文を読むのではなく、「見て、組み立てて、話し切る」力が求められます。

さらに、No.2〜No.4では社会性のあるテーマへの意見表明が続きます。教育、環境、働き方、テクノロジーなど、日常生活より少し広い話題が多いです。

焦らなくてOKです。難しいのは「英語力そのもの」だけではなく、「型を知らないこと」であることがほとんどです。ここからは、当日の流れと具体的な話し方を見ていきましょう。

3. 当日の流れ|入室から退室まで

準1級スピーキングは、おおむね次の順番で進みます。

  1. 入室し、面接カードを渡す
  2. 着席・氏名確認・簡単な日常会話(自由会話)
  3. 問題カードを受け取る
  4. ナレーションの準備(1分間)
  5. ナレーション(2分間)
  6. Q&A No.1(イラストに関連した質問)
  7. 問題カードを裏返す
  8. Q&A No.2・No.3(トピック関連の意見)
  9. Q&A No.4(やや社会性の高い意見)
  10. 問題カードを返却して退室

自由会話では、「今日はどうやって来ましたか?」「週末の予定は?」など、日常的な質問が出ることがあります。ここはウォームアップです。完璧な答えより、聞き取れる声で短く返すことを意識しましょう。

採点の山場は、ナレーションとQ&Aです。特にナレーションは配点が大きいと解説されることが多く、ここで崩れないことが合格の近道です。

4. 2分ナレーションの攻略法

問題カードには、指示文と4コマのイラスト、そしてナレーションの出だしとなる英文が書かれています。まずその出だしの文から始め、4コマ目まで話し切ります。

準備1分でやること

1分間は「暗記する時間」ではなく、「設計する時間」です。次の3点だけ決めましょう。

  1. 各コマの要点(だれが・何をしているか)
  2. コマの切れ目に入れる時間表現
  3. 登場人物の気持ちや反応を表す一言

全部を細かく訳そうとすると、時間が足りなくなります。キーワードを頭の中で並べるだけで十分です。

話すときの基本型

各コマは「状況+行動+気持ち/結果」の2〜3文が目安です。

時間表現の例:

  • A few days later,(数日後)
  • The next morning,(翌朝)
  • An hour later,(1時間後)
  • Meanwhile,(そのころ)

感情・反応の例:

  • She looked surprised.
  • He was worried about the cost.
  • They seemed satisfied with the result.

2分ちょうどで止められることがあるため、4コマ目まで必ず到達してください。前半で詳しく話しすぎると、最後が雑になります。時計やタイマーを使い、「1コマあたり約30秒」の感覚を体に覚えさせるのがおすすめです。

旺文社の解説でも、過去には在宅勤務、喫煙、チャイルドシート、住民運動、キャッチセールスなど、社会に近い場面が出題されています。イラストの背景にある「問題」や「選択」を読み取ると、ナレーションが一本の物語になります。

5. Q&Aの答え方|No.1からNo.4まで

No.1:イラストに関連した質問

人物の気持ちや、自分ならどう思うかを聞かれます。カードを見ながら答えられるので、比較的取り組みやすいパートです。

答え方の型:

If I were the person, I would be thinking that … because …

結論を先に言い、短い理由を1つ添えるだけで十分です。長く説明しすぎないことがポイントです。

No.2・No.3:トピックに関連した意見

Do you think that ...?Should ...? の形が多いです。まずYes / No(または賛成・反対)をはっきり言い、理由を続けます。

おすすめの型(PREPの簡易版):

  1. 結論(Yes / No)
  2. 理由を1つ
  3. 具体例を1つ

例:

Yes. I think so. Young people need more job opportunities in local areas. For example, remote work can help them stay in their hometowns.

理由が2つ言えると安心感が増えます。ただ、沈黙して考えるより、まず結論を出すことを優先してください。

No.4:社会性のある質問

カードの話題から少し広がった社会テーマが出ます。難しく感じますが、求められているのは専門知識ではありません。「自分の立場+理由」が伝われば大丈夫です。

日ごろからニュースの見出しを英語で一言コメントする練習が役立ちます。ライティングの意見論述で使った理由を、口頭でも使えるようにしておくと効率的です。

質問が聞き取れないときは、自然に聞き返して問題ありません。

  • Could you say that again, please?
  • Pardon?

ただし、同じ聞き返しを何度も続けると不利になりやすいです。一度聞き返したら、分かった範囲で答えましょう。

6. アティチュードで落とさないために

準1級スピーキングでは、アティチュード(態度・姿勢)も評価対象です。難しい英語を話すことより、「コミュニケーションしようとする姿勢」が大切です。

意識したいのは次の5つです。

  1. 入退室のあいさつをはっきり言う
  2. 面接委員の目を見て話す(アイコンタクト)
  3. 聞き取れる声量で話す
  4. 沈黙しすぎない
  5. 分からなくても、つなぎ表現で時間をつくる

つなぎ表現の例:

  • Well,
  • Let me see.
  • That's a good question.
  • I think ...

「あー」「えっと」が続くと印象が落ちやすいです。短い英語のつなぎを、音読のときに一緒に練習しておきましょう。

7. 音読で「口が動く英語」をつくる

スピーキング対策で見落とされやすいのが、音読です。準1級では音読問題はありません。それでも、音読は二次対策の土台になります。

理由はシンプルです。頭で分かっている英文でも、口が慣れていないと本番で出てこないからです。

おすすめの手順は次のとおりです。

  1. ナレーションの模範解答や自分の解答メモを用意する
  2. 意味を確認したうえで、ゆっくり音読する
  3. 時間表現と感情表現に印をつけ、そこだけ集中して繰り返す
  4. スマホで録音し、止まりやすい箇所を直す
  5. 最後にタイマーで「準備1分・発話2分」を再現する

音読は、発音の改善だけでなく、語順の自動化にも効きます。リスニングやリーディングで触れた英文を、短く声に出す習慣をつけると、面接でも言葉が出やすくなります。

KIRIHARA Online Academyでも、単なるテクニック暗記ではなく、音読を通じた英語力の底上げを重視しています。独学の段階から取り入れておくと、模擬面接の効果も高まります。

8. 2ヶ月で仕上げるスピーキング学習プラン

一次合格後、二次まで時間がある場合も、ない場合もあります。目安として、2ヶ月の短期集中プランを示します。

1〜2週目:形式理解と型の定着

  • 公式サンプルとバーチャル二次試験で流れを把握する
  • ナレーションの時間表現・感情表現を音読で口に慣らす
  • Yes / No+理由の型を10トピック分つくる

3〜4週目:ナレーション実戦

  • 過去問や予想問題のカードで、毎日1本ナレーション
  • 必ず録音し、「4コマ目まで届いたか」「途中停止がなかったか」を確認
  • 1コマ30秒ペースを体で覚える

5〜6週目:Q&A強化

  • No.2〜4を中心に、社会テーマへの即答練習
  • ライティングで書いた意見を口頭で言い換える
  • 聞き返しフレーズとつなぎ表現をセットで練習

7〜8週目:模擬面接と弱点修正

  • 入室から退室までを通しで再現する
  • 家族や友人に面接官役をお願いする、またはオンラインで模擬面接を受ける
  • 新しい表現を増やしすぎず、安定して話せる型を固める

忙しい高校生や社会人でも、1日20〜30分あれば回せます。大切なのは「頭の中で答える」で終わらせず、毎回声に出すことです。

一次試験の語彙・読解・英作文と並行したい方は、準1級の一次試験対策コースもあわせて確認すると、4技能のバランスを整えやすいです。

一人だと不安なときは、模擬面接の場をつくる

型は分かってきたのに、本番想定で話すと止まってしまう。そんなときは一人で抱え込まなくて大丈夫です。KIRIHARA Online Academyでは、英検準1級の二次試験(面接)に特化した対策も行っています。日本人講師がフィードバックしながら伴走するので、無料体験で一度相談してみるのもおすすめですよ。

よくある質問(FAQ)

Q1. 英検準1級スピーキングの合格点は何点ですか?
A. 二次試験は英検CSEスコアで判定され、合格基準は512点(750点満点)です。素点の公式換算は公開されていませんが、ナレーションを最後まで話し切り、質問に結論から答える安定感が重要です。

Q2. ナレーションが2分に足りません。どうすればよいですか?
A. 各コマを2〜3文に揃え、時間表現で区切る練習をしましょう。逆に短すぎる場合は、人物の気持ちや周囲の反応を1文足すと伸びます。タイマー練習がいちばん効きます。

Q3. 意見が思いつかないときは、沈黙した方がよいですか?
A. 沈黙は避けた方がよいです。Well,Let me see. で間をつくり、まずYes / Noを述べてから短い理由を1つ言いましょう。完璧な内容より、コミュニケーションを続ける姿勢が大切です。

Q4. 独学だけでも合格できますか?
A. 形式理解・音読・録音・タイマー練習を続ければ、独学でも十分に戦えます。一方で、発音や論理の飛び、アティチュードは自分では気づきにくいです。本番前に一度、第三者のフィードバックがあると安心です。

Q5. S-CBTでもスピーキング対策は同じですか?
A. 出題の考え方は従来型と共通です。ただしS-CBTは1日で4技能を受験するため、スピーキングだけ後回しにできません。一次対策と並行して、短いナレーション練習を毎日入れるのがおすすめです。

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型を知っても、本番で口が動くかは別問題です。独学で録音を続けていると、「これで本当に大丈夫?」と不安になることもありますよね。

KIRIHARA Online Academyが英検準1級スピーキング対策に選ばれる3つの理由:

1. 桐原書店のメソッドで「話せる型」を定着
55年以上英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、ナレーションと意見表明に必要な表現を無駄なく学べます。

2. 日本人講師によるマンツーマンの面接フィードバック
「どこで止まったか」「理由が弱い箇所はどこか」を日本語で丁寧に解説。二次試験特有の不安に寄り添いながら修正できます。

3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
だらだら続けず、試験日から逆算した2ヶ月カリキュラムで仕上げます。宿題と学習管理があるので、忙しい方でもペースを維持しやすいです。

「一次は通った。あとは話す練習だけなのに、一人だと続かない」。そんな方でも、合格までしっかり伴走します。

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