英検対策

30年ぶりの英検®は、31年ぶり新設級「準2級プラス」で

そうだ、英検受けよう

30年前…1995年(平成7年)、あなたはどこで何をしていましたか? 学生さんの中にはまだ生まれていない方もいるかもしれませんね!

私は埼玉の高校生。吹奏楽部とバンドで音楽三昧の青春時代。オアシス、グリーン・デイ、マライア・キャリーに小室ファミリー…。音楽CDが売れまくっていたあの頃。洋楽CDの歌詞カードと対訳を眺めながらリスニングと称して曲を聴き、たくさん単語や表現を覚えました。

英語の成績も伸びてきたころ、先生のすすめで受けた英検準2級に合格。得意科目で結果が出せてますます英語が好きになりました。

大学受験後も細々と英語学習は継続し、アメリカ留学したいなと思いながら挫折したりする中で、「NHKビジネス英語」やカセットテープ教材で勉強してTOEFL®にも挑戦。社会人になってからはTOEIC®だって受けました。でも、ふと気づいたのです。

「自分、英検2級、取ってなくない…?」

合格した記憶がない。でも落ちた記憶もない。きっと調子に乗って2級を受けたものの、玉砕したのがトラウマになって記憶を改ざんしてきたと思われます。

とにかく、これではいかんと、再挑戦することにしたのです。

立ちはだかる「2級の壁」

英検関係者や先生の間でしばしば語られるのが、「2級の壁」。

準2級までは順調に進んでいても、2級から急に難易度が跳ね上がる。
そのまま苦手意識を持ち、英検から離れてしまう人も少なくありません。

実際、日本英語検定協会の公式資料でもこのように書かれています。

<皆様方からの声>

準2級と 2級の間には高い壁がある

受験者データから>

5 級から準2級までは各級の合格までに要する期間がおよそ1年間であるが、準2級合格者が2級に合格するまでに約2年近くかかっている

出展:https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230929_info_newgrade.pdf

これはもう「壁」と呼ばざるを得ません。

「落ちたらもったいない。もう少し力をつけてから…」
「頑張ったのに! これでダメなら、2回目はちょっと…」
その気持ち、すごくよくわかります。自分もそうでした多分。

早川幸治先生

せっかく受験するなら確実に合格したいですから、しっかり過去問に取り組み合格が見えてきた時に受験するのがオススメです。とはいえ、過去問でなかなか合格ラインを超えられないと、やる気も減退してしまいますよね…。

31年ぶりの新設級「準2級プラス」が登場!

そんな中、2025年度から新しく登場したのが、「英検準2級プラス」。
なんと協会が31年ぶりに作った新設級となります。

準2級に合格した直後の人が、いきなり2級を受けるのではなく、
“あとちょっと”の力を証明するために受けられる、まさにブリッジのような位置づけ。

受験者データからも、多くの人がこの「2級の壁」で苦労していることは明らかです。
この新設級は、満を持してそんな声に応えたものと言えるでしょう。

早川幸治先生

受験料、全体的な設問形式など詳細についてはこちらの記事もオススメ!👉 https://academy.kirihara.co.jp/blog/eiken/eiken_grade_pre_2plus/

ただし、ライティングには要注意!

「準2級プラスなら、準2級と2級の間くらいの難易度でしょ?」…と甘く見ていると、ライティングで撃沈します。

じつはこの準2級プラス、ライティングの形式が2級以上の級と同じく「英文要約+英作文」の2問構成になっているのです!(準2級までは「Eメール+英作文」です)

早川幸治先生

要約問題は2024年の改訂で2級以上に出題されるようになりました。苦手に感じる受験者も多いはず…、まずは何が求められているのかを知ることから始めましょう。

たとえば今回の準2級プラス、要約する素材英文は92語ほどのものでした。

More and more people are using AI in everyday life. We can ask it various questions at any time using a computer or a smartphone.

People find AI very helpful because it gives us quick answers or solutions. We do not have to look for the right person to ask or search online.

However, there is a concern. We may lose the habit of thinking for ourselves. When we try to find solutions by ourselves, it helps us get better at thinking. If we always depend on AI, we lose those chances. (実際の問題より引用)

この100語弱の文章を、25~35語厳守で、大意をとりこぼさずに短くする設問です。(25語を目指すと短すぎてきついので、私は33~35語くらいを狙いました)

24語以下でも、36語以上でも減点。
たとえ内容が良くても、語数が大きく外れていたら減点対象です。

2級や準1級の要約よりも素材文は短いのですが、そのぶん語数制限もタイトなのでかえって言葉選びが難しい。高得点できる書き方のパターンも限られてくるでしょう。

つまり、語数管理スキルとパラフレーズ力の両方が求められるという、準2級とは明確に違うポイントが加わったわけです。

また、ライティングは全体の33.3%を占める重要パート。
もし時間切れなどでライティング2問を白紙で提出してしまったら、ほかが全問正解でも100点満点換算で66.7点どまりになってしまいます。

英検全体がそうですが、ライティング比重がかなり大きい試験になっているのです。

早川幸治先生

このように難易度の高い要約問題ですが、しっかりと対策することで、要約力を身につけて英語力を高めるチャンスです!

本や講座、まだまだ少ない…けど希望もある!

2025年7月現在、この準2級プラスに対応した教材はまだ少ないのが実情です。
公式教本や過去問は未発売、予想問題はちらほら出始めましたが、本試験がまだ1回しかデータがないので限界があります。

そんな中、自分は準2級と2級の過去問を解きつつ、情報を集めて本番に挑みました。
(…その経験を元に、早川先生といつか無料ウェビナーをできればとも思っています)

ヒントになればと思ってYouTube上の英検解説動画もいくつか見ましたが、一番参考になったのは…なんとKIRIHARA Online Academyとも関連の深い英会話スクール「ワールドトーク」講師のAkane先生の解説でした。

英検準2級プラスの傾向と対策をいち早く解説!

このようにネット上にも、対策の難しいこの試験に挑む人にとって心強い味方があります。

英検対策ならKIRIHARA Online Academy!

本記事では、英検準2級プラスについて解説しました。

この級のコースは急ピッチで開発中ですが、いますぐ学びたい、この秋に受検したい!という生徒さんには2級または準2級のコースがオススメです。

また、近いうちに大学受験利用などを視野に入れている生徒さんだと、どうしても2級を取っておきたい場面もあるかと思います。

KIRIHARA Online Academy(KOA)は、桐原書店とワールドトークが共同で開発した、英検®・TOEIC®・TOEFL等の対策に特化したオンラインサービスです。

2カ月間の短期集中講座では、ベテラン講師・早川幸治(Jay)先生が監修した効率的なカリキュラムで合格を目指します。

特に、ライティングやスピーキングなどの独学での対策が難しい技能についても、プロ講師がマンツーマン指導で丁寧にフィードバック。
自宅からでも本格的な学習ができます。

学生さんも社会人の皆さんも、2級の壁をクリアすべく“ちょうどいい”ステップで、自信をつけながら進んでいきましょう。

KIRIHARA Online Academyが全力でお手伝いします。 新しい英検準2級プラス、案外楽しいですよ!

早川幸治先生

ライティング力アップには、 「習うより慣れよ」より、「習いながら慣れよ」が効果的です!

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