TOEIC®は、学生から社会人まで幅広い層に人気の英語資格です。
就職活動の前に、TOEIC®スコアを取得したいと考えている方もいるかもしれません。
本記事では、大学生のTOEIC®平均点や就職活動で有利になる点数をご紹介します。
大学生のTOEIC®平均点は?
大学生のTOEIC®平均点は、596点です。
IIBCのデータによると、TOEIC®受験者全体の平均点は612点、社会人の平均は639点、学生(大学生以外も含む)の平均は589点になります。
学校別の受験者数と平均点は、下記の通りです。
受験者数(人) | Listening | Reading | Total | |
小学校 | 172 | 369 | 266 | 634 |
中学校 | 670 | 347 | 254 | 602 |
高 校 | 11,475 | 293 | 217 | 510 |
高 専 | 14,785 | 287 | 206 | 493 |
短 大 | 3,058 | 284 | 201 | 485 |
大 学 | 272,069 | 325 | 271 | 596 |
大学院 | 26,018 | 342 | 297 | 639 |
語学学校 | 3,945 | 312 | 256 | 568 |
専門学校 | 5,137 | 302 | 212 | 514 |
小中学生の平均点が高くて驚くかもしれません。
受験者数が小学生172名、中学生670名と非常に少なく、帰国子女や英語が得意な人のみが受験しているため、平均点が高いのではないかと考えられます。
大学生の受験者数は、27万人以上ですので、群を抜いて多いですね。
平均点は学部によって差が出る
大学生全体のTOEIC®の平均点は596点ですが、学部によっても平均点に差があります。
受験者数(人) | Listening | Reading | Total | |
文系 | 62,595 | 339 | 272 | 611 |
社会/法学系 | 42,704 | 340 | 283 | 623 |
会計学/ビジネス/ 経済学/財政学/ マーケティング/貿易 |
40,518 | 331 | 275 | 606 |
科学 | 50,224 | 311 | 263 | 574 |
保健・医療 | 15,655 | 320 | 273 | 593 |
工学/建築 | 70,177 | 304 | 250 | 554 |
その他/なし | 8,966 | 308 | 234 | 542 |
社会/法学系(国際、法律、政治、社会学)が623点で最も高く、工学/建築の554点と比べて69点も平均点が高いことが分かります。
理系の学部に比べて、文系の学部の方が平均点が高い傾向にあります。
これは、文系学部の方が英語を使用する機会が多いことに影響していると考えられます。
就活にTOEIC®は必要?有利になる点数は?
就職活動において、TOEIC®スコアは多くの企業で重視されており、特に外資系企業やグローバルに展開する企業では重要視されます。
一般的に、600点以上で基礎的な英語力があると評価され、就活で有利になることが多いです。
そのため、大学生はまず600点を目標にすることをおすすめします。
さらに、700点を超えると他の候補者との差別化が図れ、就職活動でのアピール材料となります。
800点以上のスコアを取得すれば、英語力の高さを強く示し、国際業務や海外赴任の機会も増えるでしょう。
また、入社後もTOEIC®スコアが昇進や昇給の要件となる企業もあるため、早めの対策が重要です。
大学生がTOEIC®スコアを上げる5つの方法
大学生がTOEIC®スコアを上げるためには、まず何をしたらよいでしょう。
スコアを上げるための5つの方法をご紹介します。
① 英語やTOEIC®対策の授業を履修する
新学期になると、どの授業を受けるかを決めるために履修登録をしますよね。
そのときに、英語やTOEIC®対策の授業を履修することです。
大学の授業内でTOEIC®対策ができれば、余分なお金もかからず、単位も取得出来て、一石二鳥ではないでしょうか。
また、英語の授業を履修していれば、英語の先生とコミュニケーションを取る機会も増えるので、分からないことを気軽に聞くことができます。
これは、学生ならではの特権ですので、ぜひ大学の授業を活用してみてください。
② 日常生活に英語を取り入れる
日常生活に英語を取り入れることもおすすめです。
例えば、アルバイトです。外国人観光客が多く訪れるお土産屋さんや飲食店、英会話スクールのスタッフなど、英語を使うアルバイトに挑戦するのはどうでしょうか。
アルバイトを通じて、自然に英語に触れる環境を作ることができます。
TOEIC®のリスニングは日常会話や、オフィスでの同僚との会話がメインですので、日頃から日常英会話を耳にすることでスコアアップが期待できます。
他にも、スマホゲームが好きな人であれば、TOEIC®アプリを通学時間にゲーム感覚でやる、音楽が好きな人であれば洋楽を聴くなどの方法があります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、日常生活に英語を取り入れてみてください。
③ 定期的にTOEIC®を受験する
TOEIC®を定期的に受験することで、試験形式に慣れ、時間配分などのコツを掴むことができます。
大学によっては、独自の補助金制度があったり、TOEIC® IPテストを実施していたりするので安く受験できることがあります。
また、TOEIC®は自分の英語力をスコアで確認できるため、進捗を実感しながら学習を続けるモチベーションにもつながります。
④ 長期休みを利用して学習する
長期で学習に取り組むことが苦手という方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、長期休みを利用してTOEIC®の学習をすることです。
大学生は、春休みと夏休みが約2か月ずつありますので、この期間を使って短期集中で目標スコアを目指すことが可能です。
普段は授業やサークル、アルバイトで忙しく、なかなか勉強時間を確保できない方でも、長期休みを利用すればしっかりと腰を据えて学習に取り組むことができます。
⑤ TOEIC®スクールで一気に伸ばす
短期間で劇的にスコアアップをさせたい方は、プロの手を借りる方法もあります。
TOEIC®の専門スクールやコーチングなどに通うことで、短期間で大幅なスコアアップを狙うことができます。
スクールのメリットは、挫折しにくい点です。
独学で勉強する場合、他人の目がないため簡単にサボってしまいますが、スクールの場合、講師に勉強を管理されるため、半強制的に勉強することができます。
デメリットは、費用が高額な点です。
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本記事では、大学生のTOEIC®平均点や就職活動で有利になる点数についてご紹介しました。
TOEIC®は就職活動で有利になる資格ですので、大学生の方はぜひチャレンジしてみてください。
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