TOEIC®は、英語能力を測るための試験です。多くの企業、団体、学校で採用されており、毎年多くの人が受験しています。
しかし、インターネット上では「TOEIC®意味ない」や「TOEIC®役に立たない」などの否定的な意見を目にすることもあります。
TOEIC®は本当に意味がないのでしょうか。
本記事では、TOEIC®が意味ないと言われる理由と、それでも受けるべき理由を解説します。
本記事ではTOEIC Listening & Reading TestをTOEICと記載しています。
TOEIC®が意味ないと言われる理由3選
TOEIC®が意味ないと言われるのはなぜなのでしょうか。
理由を3つご紹介します。
①TOEIC高得点 = 英語が話せるではない
TOEIC®が意味ないと言われる大きな理由の1つが、スピーキング力が測定されないことです。
一般的に、TOEIC®というとTOEIC® Listening & Reading Testのことを指します。
試験にスピーキングが含まれていないので、英語が話せなくても高得点を取ることが可能です。
TOEIC®900点以上を持っているけれども、ほとんど英語が話せないという人も存在します。そのため、TOEIC®は実際の英語力を反映していないという批判の声があります。
②テクニックで点数を上げることができる
TOEIC®はテクニックを駆使することで、点数を上げやすい試験です。
設問を先読みする、選択肢を消去法で絞る、スキミングやスキャンニングを行うなど、点数を上げるための数多くのテクニックが存在します。
そのため、本当の英語力の証明にはならないと考える人もいます。
③TOEIC®で学んだ英語表現は使わない
TOEIC®で学んだ英語表現を使うことが少ないという意見があります。
TOEIC®では、日常やオフィスで使われるビジネス英語がメインになっています。
特に、ビジネスシーンでのコミュニケーションをテーマにしたものが出題されます。
ビジネスシーンでは頻繁に使われる表現であっても、日常英会話を勉強したい人にとっては「この表現、一体いつ使うの?」と疑問に思うことがあるかもしれません。
それでは、TOEIC®は本当に受ける意味はないのでしょうか。
TOEIC®を受けるべき理由3選
TOEIC®は否定的な意見を持つ人がいる一方で、社会的に評価されている資格試験であることも事実です。
TOEIC®を受けるべき理由を3つご説明します。
① 就職・転職に有利
日本では、最も知名度の高い英語の資格試験はTOEIC®です。
採用時に多くの企業がTOEIC®の点数を参考にしています。業務で英語を使う企業も増えているため、英語力の高い人材が求められています。
英検、IELTS、TOEFLなど、他の英語の資格試験でも英語力を証明することは可能です。
しかし、TOEIC®に比べて知名度が低いため、面接官がそれらの試験の点数や級のレベルの知識がないことがあります。
採用面接をする担当者であれば、TOEIC®は馴染みのある資格なので、自分の英語のレベルを理解してもらいやすいです。
② キャリアアップに役立つ
一部の企業では、昇進や海外派遣の条件としてTOEIC®スコアを求めています。一定のTOEIC®スコアを取ることで、キャリアアップに繋がります。
また、一定のTOEIC®スコアを取った社員に対して、資格手当や奨励金を出す企業もあります。
③ 英語学習のモチベーションに繋がる
TOEIC®を受けることで自身の英語力が点数化され、英語学習のモチベーションに繋がります。結果が点数で出るので、「8月までに600点」のような具体的な目標を立てやすくなります。
また、定期的にTOEIC®を受けることで、自分の英語力の伸びを確認することができます。
英語学習は、続けることが最も大切であり、最も難しい部分でもあります。モチベーションを維持することが、英語力の向上に直結します。
では、TOEIC®は何点を目標にすればいいのでしょうか。
TOEIC®は何点取ればいい?
まずは600点を目標にすることをおすすめしています。
TOEIC®は合否ではなく、10~990点の点数で評価されます。一般的に履歴書に書けるのは、TOEIC®600点以上です。
2022年度のTOEIC®の平均スコアは608点ですので、TOEIC®600点は受験者の平均くらいになります。TOEIC®600点のレベルは、高校卒業程度です。
高校卒業程度というと、具体的にどのくらい英語ができるのでしょうか。
TOEIC®点数別レベル一覧
TOEIC®の点数別のレベルをご紹介します。
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の資料によると、TOEIC®のレベルは点数別にA~Eの5つのレベルに分類されています。
レベル | スコア | 評 価(ガイドライン) |
---|---|---|
A | 860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。 |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。 |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手が Non-Native に特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。 |
E | コミュニケーションができるまでに至っていない。 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。 |
TOEIC®600点の場合、レベルはCになり、日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる英語力です。
基本的な英語力があることを証明できます。
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本記事では、TOEIC®が意味ないと言われる理由と、それでも受けるべき理由をご紹介しました。
TOEIC®に対して一部ネガティブな意見はありますが、高得点を取得することでメリットもあります。特に、転職、就職、昇進など仕事においてはTOEIC®の点数が重要視されます。
英語学習をするのであれば、TOEIC®は取得して損はない資格ではないでしょうか。
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