「英検準2級のリスニングで、3級より急に会話が長く感じる」
「単語は覚えたのに、音声になると意味が追いつかない」
「過去問を解いても、聞き流し以外に何を復習すればよいか分からない」
英検準2級は、3級までの基礎を高校レベルの英語へつなげる大切な級です。日本英語検定協会は、準2級を「高校中級程度」と位置づけています。日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められるため、リスニングでも学校生活、家庭、買い物、健康、地域活動、環境など、身近でありながら少し広いテーマが出てきます。
準2級のリスニングで大切なのは、すべての単語を完璧に聞き取ることではありません。会話や説明の場面をつかみ、話の展開を追い、答えの根拠になる情報を聞き取ることです。
この記事では、英検対策 準2級リスニングで聞き取れない原因、Part別の解き方、先読みのコツ、音読・オーバーラッピングを使った復習法、2ヶ月で伸ばす学習計画まで整理します。
1. 準2級リスニングは「音」だけでなく「展開」を聞く
準2級のリスニングでつまずく人は、「単語が聞き取れない」と考えがちです。もちろん語彙や発音は大切ですが、準2級ではそれだけでは足りません。
3級よりも会話や説明の情報量が増えます。最初に出た予定が途中で変わったり、理由を聞いたあとで結論が出たりします。つまり、聞き取るべきなのは単語の断片ではなく、話の流れです。
本番では、次の3つを意識しましょう。
- 何について話しているか
- なぜそうするのか
- 最後にどうなるのか
たとえば、友人同士が週末の予定を話している場合、最初に出た候補がそのまま答えになるとは限りません。雨、時間、費用、家族の予定などの理由で、最後に別の結論になることがあります。
分からない単語が1つ聞こえても、そこで止まらないことが大切です。音声は進んでいきます。聞き取れない部分があっても、次の文に理由や結論が出ることがあります。

2. 2024年度リニューアル後の準2級リスニング情報
英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。準2級では、一次試験の問題数が37問から29問へ変更され、ライティングは1題から2題へ増えました。既存の意見論述に加え、Eメール問題が出題されます。試験時間は75分から80分に延長されています。
一方で、日本英語検定協会の準2級試験内容では、一次試験はリーディング・ライティング80分、リスニング約25分と案内されています。公式の過去問ページでは、問題冊子、リスニング原稿、Part 1・Part 2・Part 3の音源、解答が公開されています。
リニューアル後はライティング対策の比重が大きくなりましたが、リスニングを軽視してよいわけではありません。CSEスコアでは技能ごとのバランスが大切です。リスニングで安定して得点できると、一次試験全体の合格可能性を高めやすくなります。
また、リスニングで扱う会話表現や説明文のテーマは、二次試験の面接やライティングにもつながります。音声を聞くだけで終わらせず、声に出して復習することが重要です。
3. 聞き取れない原因は4つに分ける
準2級リスニングが伸び悩むときは、原因を分けて考えましょう。「苦手だからもっと聞く」だけでは、同じところで止まりやすくなります。
主な原因は次の4つです。
- 単語の音を知らない
- 音のつながりに慣れていない
- 文構造をすぐに処理できない
- 話の展開を保てない
たとえば、environment、volunteer、experience、important などは、文字で見ると分かっても、発音やアクセントを知らないと音で反応できません。また、I was going to … や Could you tell me …? のような表現は、単語がつながって聞こえるため、慣れていないと聞き逃します。
さらに、準2級では一文が少し長くなります。音は聞こえているのに、主語、動詞、理由、条件の関係を処理できず、選択肢で迷うことがあります。
復習では、「聞こえなかった」で終わらせないでください。音が原因なのか、語彙が原因なのか、文の処理なのか、話の流れなのかを分けるだけで、次にやるべき練習が見えてきます。
4. Part別|英検準2級リスニングの解き方
Part 1:応答問題は「発話の目的」を聞く
Part 1では、短い発話に対して自然な応答を選ぶ問題が出ます。ここでは、発話の細かい単語よりも「相手が何をしたいのか」を聞くことが大切です。
質問しているのか、依頼しているのか、誘っているのか、理由を説明しているのかを判断しましょう。Could you …?、Would you like to …?、Why don’t we …?、How was …? などの表現は、発話の目的をつかむヒントになります。
復習では、正解だけでなく不正解の選択肢も確認します。なぜ不自然なのかを考えると、会話の型が身につきます。会話表現は二次試験の面接でも使えるため、音読して口に慣らしておく価値があります。
Part 2:会話問題は「途中の変化」と「最後の結論」を聞く
Part 2では、会話を聞いて内容に合う答えを選びます。準2級では、3級よりも会話の中に理由や条件が入りやすくなります。
最初に聞こえた単語だけで選ぶと、途中の変化を落とすことがあります。たとえば、最初は図書館へ行く話をしていても、最後に友人の家で勉強することになるかもしれません。最初の候補と最後の決定が違うことはよくあります。
聞くときは、次の順番で整理しましょう。
- 場面をつかむ
- だれが困っているか、何を決めたいかを聞く
- 理由や条件を聞く
- 最後の結論を確認する
but、actually、so、then、in that case などは、話の流れが変わるサインです。特に最後の一言に答えの根拠が含まれることがあります。
Part 3:説明文は「テーマ、理由、結果」を聞く
Part 3では、短い説明やアナウンスを聞いて答えます。会話よりも情報がまとまって出るため、全部を覚えようとすると混乱します。
まず、何についての説明かをつかみましょう。学校のお知らせ、地域イベント、健康習慣、環境活動、買い物、旅行など、テーマが分かると聞くべき情報が絞られます。
次に、理由、結果、時間、場所、人数、条件を拾います。メモを取るなら、全文を書こうとしないでください。event、Saturday、library、reason、free、students など、話の柱になる語だけで十分です。
復習では、音声を聞いたあとに「結局何の話だったか」を日本語で一文にまとめます。これはリーディングの長文理解や、ライティングで理由を書く練習にもつながります。
5. 先読みは「聞くポイントを決める」ために使う
準2級リスニングでは、先読みが重要です。ただし、先読みは選択肢をすべて訳すことではありません。短い時間で、何が違うのかを見る作業です。
見るべきポイントは次の通りです。
- 人が違うのか
- 場所が違うのか
- 時間が違うのか
- 行動が違うのか
- 理由や条件が違うのか
選択肢が行動で分かれているなら、「何をするか」を聞けばよいと分かります。理由で分かれているなら、because や so のあとに注意します。時間で分かれているなら、曜日や時刻に意識を向けます。
先読みで完璧に覚えようとすると、音声の冒頭を聞き逃します。目的は暗記ではなく、聞くポイントを決めることです。

6. 聞き流しだけでは伸びにくい理由
英語をたくさん聞くことは大切です。しかし、英検対策 準2級リスニングでは、聞き流しだけでは安定しにくいです。聞き取れなかった原因が分からないまま次へ進むと、同じ音や同じ文構造でまた止まるからです。
過去問を解いたら、次の順番で復習しましょう。
- 解答を確認する
- もう一度音声を聞く
- リスニング原稿を見て、聞き取れなかった場所に印をつける
- 分からなかった単語や表現を確認する
- 意味を理解したうえで音読する
- 音声に合わせてオーバーラッピングする
- 短い範囲だけシャドーイングする
いきなりシャドーイングから始める必要はありません。意味が分からない英文を追っても、音まねだけになりやすいからです。まずはスクリプトを確認し、内容を理解してから声に出すことが大切です。
7. 音読トレーニングで4技能につなげる
KIRIHARA Online Academyでも重視している音読学習は、リスニングだけでなく、リーディング、ライティング、面接の土台にもなります。
音読では、英文を前から順番に理解しながら声に出します。日本語に戻しながら考えるのではなく、英語の語順のまま処理する練習になります。これは、音声を聞きながら理解するリスニングに直結します。
また、準2級ではライティングが2題になり、二次試験の面接もあります。リスニングで聞いた会話表現や理由説明を声に出して練習しておくと、英作文で理由を書くときや、面接で短く答えるときにも使いやすくなります。
家庭学習では、1日10分でもよいので、過去問の会話文や説明文を音読する時間を作りましょう。保護者の方がサポートする場合は、発音の細部を直し続けるより、「どんな話だった?」「最後にどうなった?」と内容を確認すると、リスニングの本質的な復習になります。
8. 2ヶ月で準2級リスニングを伸ばす学習計画
英検準2級リスニングを2ヶ月で伸ばすなら、演習量と復習の質を両方そろえることが大切です。
1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。Part 1、Part 2、Part 3のどこで落としているかを記録しましょう。間違いは「音」「語彙」「文構造」「展開保持」に分けます。
3〜4週目は、Part 1とPart 2の会話を中心に復習します。会話の目的、理由、最後の結論を確認し、スクリプトを見ながら音読します。会話表現は二次試験にもつながるため、声に出して練習する価値があります。
5〜6週目は、Part 3の説明文を練習します。聞いたあとに、テーマ、理由、結果を一文でまとめます。分からなかった文は、スクリプトを見て構造を確認してから音読とオーバーラッピングを行います。
7〜8週目は、本番形式で通し演習を行います。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングも同じ日に解く練習を入れてください。準2級ではライティングが2題あるため、一次試験全体の集中力を保つことも重要です。
9. 独学で伸び悩むときに見直したいこと
独学で準2級リスニングを続けていると、「聞いているのに点数が上がらない」という状態になることがあります。その場合は、聞く量よりも復習の中身を見直しましょう。
間違えた問題について、次の質問をしてください。
- 音そのものは聞こえたか
- 単語や表現の意味は分かったか
- 主語と動詞、理由、条件を追えたか
- 選択肢の違いを先に見られたか
- 最後の結論まで聞けたか
この確認をすると、次の練習が明確になります。音が原因なら音読とオーバーラッピング、語彙が原因なら例文ごとの単語復習、文構造が原因ならスクリプト精読、展開保持が原因なら要約練習が必要です。
「リスニングが苦手」で終わらせず、「何が聞けなかったのか」まで分けること。ここが準2級リスニングを伸ばす第一歩です。

よくある質問(FAQ)
Q1. 英検準2級のリスニングは何割取ればよいですか?
英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングとのバランスも大切です。
Q2. リスニングは聞き流しでも伸びますか?
英語に慣れる効果はありますが、準2級対策としては聞き流しだけでは不十分です。スクリプト確認、音読、オーバーラッピング、短いシャドーイングまで段階的に復習しましょう。
Q3. シャドーイングは毎日やるべきですか?
毎日短く行うのは効果的です。ただし、意味を理解していない音声で行うと効果が薄くなります。まずスクリプトを確認し、音読とオーバーラッピングをしてから取り組みましょう。
Q4. 先読みが間に合わないときはどうすればよいですか?
選択肢を全部訳そうとせず、違いだけを見ましょう。人、場所、時間、行動、理由、条件のどれが違うのかを確認すると、聞くポイントが絞れます。
Q5. リスニング対策はライティングや面接にも役立ちますか?
役立ちます。リスニングの会話表現や理由説明を音読すると、英語の語順と表現が身につきます。Eメール問題、意見論述、二次試験の面接にもつながります。
英検準2級リスニングを短期で伸ばすならKIRIHARA Online Academy
準2級のリスニングは、聞き流しだけでは安定しません。音を聞き取り、文構造を処理し、会話や説明の展開を追う力が必要です。さらに、音読復習を入れることで、ライティングや面接にもつながる英語力を育てられます。
KIRIHARA Online Academyが準2級リスニング対策に選ばれる3つの理由:
1. 桐原書店のメソッドで聞き取れない原因を分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、音、語彙、文構造、話の展開保持まで、準2級リスニングの弱点を段階的に整理します。
2. 日本人講師が復習方法までマンツーマンで伴走
「音が聞けないのか」「文の意味が追いつかないのか」「選択肢の見方で迷っているのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、音読・オーバーラッピングの進め方まで調整します。
3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
試験日から逆算した2ヶ月の専用カリキュラムで、リスニング、リーディング、ライティング、面接をバランスよく管理します。準2級全体で合格に近づく設計です。
準2級のリスニングで伸び悩んでいる方には、英検準2級の一次試験対策コースで、過去問演習から音読復習まで一体で対策できます。級全体の学習方針から相談したい方は、KIRIHARA Online Academyの英検対策もご確認ください。
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