「英検3級のリスニングで、音声が始まると焦ってしまう」
「読めば分かる単語なのに、聞くと意味が出てこない」
「過去問を解いても、答え合わせのあとに何をすればよいか分からない」
英検3級は、5級・4級で学んできた基礎を、読む・書く・聞く・話す力へ広げていく級です。日本英語検定協会は、3級を「中学卒業程度」と位置づけています。身近な英語を理解し、使用できることが求められるため、リスニングでも学校、家族、友人、買い物、休日の予定など、日常に近い会話や説明が出てきます。
3級のリスニングで大切なのは、すべての単語を完璧に聞き取ることではありません。だれが話しているのか、何を頼んでいるのか、最後に何をすることになったのかをつかむことです。
この記事では、英検対策 3級リスニングで聞き取れない原因、Part別の解き方、先読みのコツ、音読を使った復習法、2ヶ月で伸ばす学習計画まで整理します。
1. 英検3級リスニングは「場面」と「結論」を聞く
英検3級のリスニングでつまずく人は、分からない単語が1つ聞こえた瞬間に止まってしまうことがあります。しかし、本番の音声は止まりません。聞き取れなかった部分にこだわるより、次に出てくる大事な情報を拾う意識が必要です。
まず意識したいのは、次の3つです。
- だれとだれが話しているか
- 何について話しているか
- 最後に何をする、何を選ぶ、何が分かったか
たとえば、友だち同士が週末の予定を話しているなら、「どこへ行くのか」「何時に会うのか」「相手は行けるのか」が聞くポイントになります。店員とお客さんの会話なら、「何を買いたいのか」「値段やサイズはどうか」「最終的に買うのか」が大切です。
3級のリスニングでは、難しい単語をたくさん知っていることより、短い会話の流れを追えることが重要です。英語を日本語に全部訳そうとするより、場面をイメージしながら聞く練習をしましょう。

2. 2024年度リニューアル後の3級リスニング情報
英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。3級では、筆記試験の時間が50分から65分に延長されています。
一方で、日本英語検定協会の3級試験内容では、一次試験はリーディング・ライティング65分、リスニング約25分と案内されています。公式の過去問ページでは、問題冊子、リスニング原稿、Part 1・Part 2・Part 3の音源、解答が公開されています。
つまり、3級リスニング対策では、最新の過去問を使って本番の音声に慣れることが大切です。解いたあとにリスニング原稿を確認できるため、「どの音が聞けなかったのか」「どの表現を知らなかったのか」を復習しやすい形式です。
また、3級からは二次試験の面接も加わります。リスニングの復習で英文を声に出しておくと、面接で英語を聞いて答える練習にもつながります。
3. 聞き取れない原因は4つに分ける
「リスニングが苦手」とひとことで言っても、原因は一つではありません。原因を分けないまま聞き流しを続けると、同じところでつまずきやすくなります。
英検3級で聞き取れない原因は、主に次の4つです。
- 単語の音を知らない
- 音のつながりに慣れていない
- 文の意味をすぐに処理できない
- 会話の流れや質問を覚えきれない
たとえば、favorite、library、usually のような単語は、読めば分かっても、発音やアクセントを知らないと音で反応できません。また、What do you want to do? のような文は、1語ずつは簡単でも、つながって聞こえると分かりにくくなります。
さらに、3級では会話や説明を聞いたあとに答える問題もあります。最初の一文だけで選ぶのではなく、話の最後まで聞いて判断する力が必要です。
復習では、「聞こえなかった」で終わらせず、音が原因なのか、単語の意味なのか、文の処理なのか、話の流れなのかを分けて確認しましょう。
4. Part別|英検3級リスニングの解き方
Part 1:応答問題は「相手が何を言っているか」を聞く
Part 1では、短い会話に対して自然な応答を選ぶ問題が出ます。ここでは、最初に相手の発言の目的をつかむことが大切です。
質問なのか、お願いなのか、誘いなのか、感想なのかを聞き分けましょう。たとえば、Can you …? ならお願い、Would you like to …? なら誘い、How was …? なら感想を聞いている可能性があります。
復習では、正解の選択肢だけを見るのではなく、なぜ他の選択肢が不自然なのかも確認します。会話表現は二次試験の面接にも役立つため、声に出して練習すると効果的です。
Part 2:会話問題は「最後の決定」に注意する
Part 2では、会話を聞いて内容に合う答えを選びます。3級では、会話の途中で予定や気持ちが変わることがあります。
たとえば、最初は映画に行く話をしていても、最後に雨だから家で勉強することになるかもしれません。最初に聞こえた単語だけで選ぶと、最後の結論を聞き逃すことがあります。
聞くときは、次の流れを意識しましょう。
- 何の話かをつかむ
- 困っていることや予定を聞く
- 最後にどうするかを聞く
but、so、then、OK など、流れが変わる言葉にも注意してください。短い会話でも、答えの根拠は最後に出ることがあります。
Part 3:説明文は「テーマ」と「理由」を聞く
Part 3では、短い説明やアナウンスを聞いて答える問題が出ます。会話よりも一人で話す時間が長く感じられるため、全部を覚えようとすると混乱しやすくなります。
まずは、何についての話かをつかみましょう。学校のお知らせなのか、イベントの案内なのか、家族や友人の出来事なのか。テーマが分かると、聞くべき情報が絞られます。
次に、理由、時間、場所、人数、することなどを拾います。メモを取る場合も、全文を書こうとする必要はありません。Saturday、three people、library、because など、答えにつながりそうな語だけで十分です。
復習では、音声を聞いたあとに「結局何の話だったか」を日本語で一文にまとめましょう。これはリーディングの長文理解にもつながる練習です。

5. 先読みは「全部読む」より「違いを見る」
リスニングでは、選択肢の先読みが大切です。ただし、先読みは選択肢をすべて日本語に訳すことではありません。
見るべきなのは、選択肢同士の違いです。
- 人が違うのか
- 場所が違うのか
- 時間が違うのか
- 行動が違うのか
- 理由が違うのか
たとえば、選択肢が go to the park、go shopping、study at home のように行動で分かれているなら、「何をするか」を聞けばよいと分かります。時間が Monday、Wednesday、Friday で分かれているなら、曜日に集中して聞きます。
先読みで全部を覚えようとすると、音声の最初を聞き逃しやすくなります。短い時間で違いだけを見る練習をすると、本番でも落ち着いて聞き始められます。
6. 聞き流しだけで伸びにくい理由
英語をたくさん聞くことは大切です。しかし、英検対策 3級リスニングでは、聞き流しだけでは点数が安定しにくいです。
理由は、聞き取れなかった原因が直らないまま次の音声へ進んでしまうからです。単語の発音を知らないなら、何度聞いても同じ単語で止まります。文の意味をすぐに処理できないなら、音は聞こえていても選択肢を選べません。
過去問を解いたあとは、次のように復習しましょう。
- もう一度音声を聞く
- リスニング原稿を見て、聞き取れなかった場所に印をつける
- 分からなかった単語や表現を確認する
- 意味を理解したうえで音読する
- 音声に合わせてオーバーラッピングする
- 短い範囲だけシャドーイングする
いきなりシャドーイングから始める必要はありません。意味が分からない英文を追いかけても、音まねだけになりやすいからです。まずはスクリプトを見て理解し、音読で口を慣らしてから、音声に合わせて練習しましょう。
7. 音読トレーニングで面接にもつなげる
KIRIHARA Online Academyでも重視している音読学習は、リスニングだけでなく、リーディングや面接の土台にもなります。
音読では、英文を前から順番に理解しながら声に出します。日本語に戻してから考えるのではなく、英語の語順のまま意味を追う練習になります。これは、リスニングで音声を聞きながら理解する力に直結します。
3級では、一次試験に合格すると二次試験の面接があります。面接では、英語の質問を聞き、短く答える力が必要です。リスニング復習で会話文を音読しておくと、よく出る質問表現や答え方に慣れます。
家庭で練習する場合は、長い時間を一度に取るより、1日10分でも声に出す時間を作る方が続きやすいです。保護者の方がサポートする場合は、発音を細かく直しすぎるより、「昨日よりスムーズに読めたね」「どんな場面の会話だった?」と内容確認を一緒に行うと、学習が前向きになります。
8. 2ヶ月で3級リスニングを伸ばす学習計画
英検3級リスニングを2ヶ月で伸ばすなら、過去問演習と復習をセットで進めましょう。
1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。Part 1、Part 2、Part 3のどこで落としているかを記録しましょう。間違いは「音」「単語」「文の意味」「話の流れ」に分けます。
3〜4週目は、Part 1とPart 2の短い会話を中心に復習します。会話表現を音読し、質問や応答の型に慣れます。Can you …?、Would you like to …?、How about …? のような表現は、面接にもつながります。
5〜6週目は、Part 3の説明文を練習します。音声を聞いたあとに、テーマ、場所、時間、理由を一文でまとめます。分からなかった文はスクリプトを見て、意味を確認してから音読します。
7〜8週目は、本番形式で通し演習を行います。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングと同じ日に解く練習も入れてください。3級では4技能のバランスが大切なので、リスニングだけに偏りすぎないことも重要です。
9. 独学で伸び悩むときに見直したいこと
独学でリスニングを続けていると、「何度も聞いているのに点数が上がらない」という状態になることがあります。その場合は、学習量より復習の中身を見直しましょう。
間違えた問題について、次の質問をしてみてください。
- 音は聞こえたか
- 単語や表現の意味は分かったか
- 質問で何を聞かれているか分かったか
- 選択肢の違いを見られたか
- 最後の結論まで聞けたか
この確認をすると、次にやるべきことが見えます。音が原因なら音読とオーバーラッピング、語彙が原因なら例文ごとの単語復習、話の流れが原因なら会話の要約練習が必要です。
「リスニングが苦手」で終わらせず、「どこで聞けなくなったのか」まで分けること。ここが3級リスニングを伸ばす第一歩です。

よくある質問(FAQ)
Q1. 英検3級のリスニングは何割取ればよいですか?
英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングとのバランスも大切です。
Q2. リスニングは聞き流しでも伸びますか?
英語に慣れる効果はありますが、3級対策としては聞き流しだけでは不十分です。スクリプト確認、音読、オーバーラッピングを組み合わせて、聞き取れなかった原因を直しましょう。
Q3. シャドーイングは3級でも必要ですか?
必須ではありませんが、短い範囲で行うと効果的です。いきなりスクリプトなしで追うのではなく、意味を確認し、音読とオーバーラッピングをしてから取り組みましょう。
Q4. 先読みが間に合わないときはどうすればよいですか?
選択肢を全部訳そうとせず、違いだけを見ましょう。人、場所、時間、行動、理由のどれが違うのかを先に確認すると、聞くポイントが絞れます。
Q5. リスニング対策は二次試験の面接にも役立ちますか?
役立ちます。会話文を音読すると、質問表現や応答の型に慣れます。英語を聞いて、英語で短く返す練習にもつながります。
英検3級リスニングを短期で伸ばすならKIRIHARA Online Academy
3級のリスニングは、聞き流しだけでは安定しません。音を聞き取り、会話の場面をつかみ、最後の結論まで追う力が必要です。さらに、リスニング復習で音読を取り入れると、二次試験の面接にもつながります。
KIRIHARA Online Academyが3級リスニング対策に選ばれる3つの理由:
1. 桐原書店のメソッドで聞き取れない原因を分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、音、語彙、文の意味、会話の流れまで、3級リスニングの弱点を段階的に整理します。
2. 日本人講師が復習方法までマンツーマンで伴走
「音が聞けないのか」「単語を知らないのか」「選択肢の見方で迷っているのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、音読や復習のやり方まで調整します。
3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
試験日から逆算した2ヶ月の専用カリキュラムで、リスニング、リーディング、ライティング、面接をバランスよく管理します。3級全体で合格に近づく設計です。
3級のリスニングで伸び悩んでいる方には、英検3級の一次試験対策コースで、過去問演習から音読復習まで一体で対策できます。級全体の学習方針から相談したい方は、KIRIHARA Online Academyの英検対策もご確認ください。
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