「英検準1級のライティングで、要約問題をどう書けばいいのか分からない」
「意見論述(エッセイ)で理由が思い浮かばず、語数が足りなくなってしまう」
「リーディングとライティングを合わせて90分しかなく、時間内に書き終わらない」
英検準1級の一次試験において、合否の鍵を握るのがライティングです。現在、ライティングは「英文要約(大問4)」と「意見論述(大問5)」の2題構成となっています。ライティング技能単体でCSEスコアの4分の1(750点満点)を占めるため、ここで高得点を獲得できれば合格が一気に近づきます。
この記事では、現在の英検準1級ライティングにおける出題形式、時間切れを防ぐ時間配分、要約と意見論述それぞれの書き方テンプレート、2ヶ月で合格ラインに達するための効果的な勉強法について解説します。検準1級 ライティングの書き方と対策|要約から意見論述テンプレートまでこの記事では、現在の英検準1級ライティングにおける出題形式、時間切れを防ぐ時間配分、要約と意見論述それぞれの書き方テンプレート、2ヶ月で合格ラインに達するための効果的な勉強法について解説します。
1. 英検準1級ライティングの出題形式と配点
現在の英検準1級ライティングは、かつて行われたリニューアルを経て、以下の2題を記述する形式が標準となっています。
| 大問番号 | 問題形式 | 内容 | 指定語数 |
|---|---|---|---|
| 大問4 | 英文要約 | 与えられた約200語の英文の要点をまとめる | 60〜70語 |
| 大問5 | 意見論述 | トピックに対する自身の意見と理由を2つ書く | 120〜150語 |
採点基準は、両問題とも以下の4つの観点で評価されます。
- 内容: 与えられた課題やトピックに対して適切に答えているか
- 構成: 論理の展開が分かりやすく、英文が適切に繋がっているか
- 語彙: 単語の重複を避け、文脈に合った適切な言葉が使えているか
- 文法: 正確な英文法を用い、多様な文構造を使い分けられているか
これら4つの観点から多角的に採点されるため、単にスペルミスがないだけでなく、論理構成や語句の言い換え(パラフレーズ)の精度もスコアを左右します。

2. 要約問題(大問4)の書き方とテンプレート
要約問題(大問4)では、約200語の英文を読み、その中心的な主張や背景、理由などを60〜70語に凝縮します。
要約問題で最も重要なルールは、「本文の表現をそのまま丸写ししないこと」と「自分の意見を絶対に交えないこと」です。本文を理解したうえで、別の表現に言い換えてまとめる「パラフレーズ能力」が強く求められます。
要約の基本手順
- 各段落のトピックセンテンス(中心文)を見つける
準1級の要約問題の英文は、通常「導入・本論・結論」または「現状・問題点・解決策」といった3段落構成になっています。各段落で最も伝えたいコアとなる1文を見つけましょう。 - 見つけた重要ポイントを言い換える(パラフレーズ)
本文の単語や表現を同義語に置き換えたり、能動態を受動態にするなどして文構造を変えます。 - 接続表現で論理的につなぐ
バラバラの3文を並べるのではなく、However(しかしながら)、Additionally(さらに)、As a result(その結果)などのディスコースマーカー(論理展開を表す接続詞)を用いて、1つのまとまった文章にします。
要約の3文テンプレート
要約文は、各段落の要点を1文ずつ(計3文)繋ぐ構成にすると、指定語数の60〜70語に収まりやすくなります。
【第1段落の要点(テーマや現状・問題提起など)】
However, 【第2段落の要点(問題の背景や具体例など)】
Therefore, 【第3段落の要点(解決策や今後の展望など)】
使える言い換え・接続表現の例
- 対比・逆接:
However,/On the other hand, - 追加・列挙:
Additionally,/In addition,/Furthermore, - 因果関係・結論:
Therefore,/As a result,/Consequently,
3. 意見論述(大問5)の書き方とテンプレート
意見論述(大問5)は、提示されたトピック(例:社会問題や技術発展について)に対して、賛成・反対などの立場を表明し、理由を2つ挙げて120〜150語で論じるエッセイ形式です。
こちらは「導入・本論1・本論2・結論」の4段落構成で書くのが最も論理的で、採点官にとっても読みやすい標準的なスタイルです。
意見論述の4段落構成テンプレート
第1段落:導入(Introduction)
自分の立場(賛成・反対など)を明示します。
I agree with the idea that [トピックの内容]. I have two reasons to support my view.
(私は[トピックの内容]という考えに賛成です。私の意見を支持する理由は2つあります。)
第2段落:本論1(Body 1)
1つ目の理由と、それをサポートする具体例や説明を書きます。
First, [1つ目の理由]. For example, [具体的な説明].
(第一に、[理由]。例えば、[説明]。)
第3段落:本論2(Body 2)
2つ目の理由と、それをサポートする具体例や説明を書きます。
Second, [2つ目の理由]. This is because [具体的な説明や背景].
(第二に、[理由]。これは、[説明]だからです。)
第4段落:結論(Conclusion)
自分の立場を言葉を変えて再主張し、締めくくります。
In conclusion, for the reasons mentioned above, I believe that [自分の立場].
(結論として、上記の理由から、私は[自分の立場]だと考えます。)
4. 時間切れを防ぐライティングの時間配分
筆記試験(リーディング+ライティング)の試験時間は90分です。リーディングの長文読解にも多くの時間を要するため、ライティングに時間を使いすぎるとリーディングが時間切れになり、逆にリーディングに時間をかけすぎるとライティングの推敲ができなくなります。
おすすめの時間配分モデルは以下の通りです。
- リーディング(大問1〜3): 約45分
- 要約問題(大問4): 約20分
- 読解・要点整理:7分
- 執筆:10分
- 見直し(スペル・語数チェック):3分
- 意見論述(大問5): 約25分
- 構成案メモ作成:5分
- 執筆:15分
- 見直し(スペル・文法・語数チェック):5分
この時間配分を意識して、日頃から「時間を測って書く」練習を繰り返すことが本番での焦りを防ぐ最大の防策になります。

5. 2ヶ月で合格ラインに届くライティング勉強法
ライティング力を2ヶ月で引き上げるためのステップを紹介します。
1〜2週目:テンプレートの定着と基礎表現のインプット
要約問題と意見論述のテンプレートを完全に暗記し、何も見ずに書ける状態にします。また、エッセイで頻出する「教育・テクノロジー・環境・ビジネス」などの社会的テーマに関連する必須表現や、接続詞を頭に叩き込みます。
3〜5週目:要約問題の「パラフレーズ」練習と部分執筆
過去問や模擬問題の英文を読み、各段落の要旨を日本語で一言にまとめ、それをさらに別の英単語・文構造を使って英語にする練習を重ねます。最初は語数が多くなりすぎたり少なすぎたりしますが、60〜70語の感覚を養いましょう。
6〜7週目:時間を測った本番形式の演習
要約と意見論述の2題を連続して45分で書き切る演習を行います。ここでは、タイマーをセットし、構成案を作る時間や見直しの時間を本番通りに確保するトレーニングに徹します。
8週目:間違いやすい文法・スペルミスの総復習
これまでに書いたエッセイや要約を見直し、自分が犯しやすい「三単現のsの脱落」「名詞の単複ミス」「時制の一致の誤り」などの癖をチェックし、本番で見直す際のポイントを明確にします。
6. 独学の限界と対策:添削と指導の重要性
ライティングは、リーディングやリスニングと異なり、「正しい解答が一つではない」ため、独学で伸ばすのが最も難しい技能です。
独学でのライティング対策における3つの落とし穴
- 文法やスペルミスに自分で気づけない
自分で書いた英文を読み直しても、思い込みがあるため細かい文法エラー(前置詞の選択ミス、冠詞の抜けなど)は見落としがちです。 - 論理展開の「不自然さ」が分からない
日本語の論理で英語を書いてしまうと、英語圏の採点官にとって不自然で説得力に欠けるエッセイになってしまいます。 - 要約の「言い換え」が適切か判断できない
本文の語句をそのまま残すと減点され、逆に言い換えようとして元の意味からズレてしまうなど、その微妙なニュアンスの判断は一人では困難です。
合格するためには、英語のプロフェッショナルによる客観的な「添削とフィードバック」を受けることが最も近道です。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 指定の語数制限より多くなったり、少なくなったりした場合は減点されますか?
要約問題(60〜70語)も意見論述(120〜150語)も、指定された語数レンジを大幅に過不足があると「構成」や「内容」の評価において減点される可能性が非常に高いです。要約は55語〜75語、意見論述は110語〜160語程度を目安に、指定のレンジから離れすぎないように収める必要があります。
Q2. 要約問題で、本文の単語をどれくらい言い換える必要がありますか?
本文中のキーワード(固有名詞や特定のテーマに関わる単語など、代替できない言葉)はそのまま使っても問題ありません。しかし、動詞や形容詞、文構造(節を句にする、関係代名詞を使って繋ぐなど)は、可能な限り自分の言葉で言い換えることが語彙の評価を上げるポイントになります。
Q3. S-CBTで受験する場合、キーボードのタイピング速度はどの程度必要ですか?
ライティングの解答はキーボード入力(タイピング)になります。特別に速いタイピングスピードは必要ありませんが、キーボードを見ずに打つ「タッチタイピング」ができる程度になっておくと、執筆時間を大幅に短縮でき、見直しに時間を充てることができます。手書きと異なり、文章の挿入や削除(コピペ)が容易な点はメリットです。

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