「英検4級までは読めたのに、3級の長文になると止まってしまう」
「単語は知っているはずなのに、文になると意味がつながらない」
「リーディングに時間がかかって、ライティングを書く時間が足りない」
英検3級は、5級・4級で学んできた基礎を使って、読む・書く・聞く・話す力へ広げていく級です。日本英語検定協会は、3級を「中学卒業程度」と位置づけています。身近な英語を理解し、使用できることが求められるため、学校、家族、友人、買い物、旅行、地域の出来事など、日常に近い英文が出てきます。
3級のリーディングで大切なのは、英文を全部きれいに日本語訳することではありません。だれが何をしたのか、なぜそうしたのか、本文のどこに答えの根拠があるのかを見つけることです。
この記事では、英検3級 リーディングで長文が読めなくなる原因、大問別の解き方、ライティングに時間を残す時間配分、音読を使った復習法まで整理します。
1. 英検3級のリーディングは「だれが何をしたか」を追う
3級の長文でつまずく人は、分からない単語が1つ出てきたところで止まってしまうことがあります。しかし、英検3級のリーディングでは、すべての単語を完璧に訳せなくても、文の流れをつかめれば解ける問題があります。
まず意識したいのは、次の3つです。
- だれが出てくるか
- 何をしたか
- なぜそうしたか、結果どうなったか
たとえば、A boy went to the library because he wanted to study. という文なら、「男の子が図書館へ行った」「勉強したかったから」と分かれば十分です。細かい日本語訳より、話の中心をつかむことが大切です。
長文を読んだあとには、「この文章は何の話だった?」と一文で言えるようにしましょう。これができると、内容一致問題で本文の根拠を探しやすくなります。

2. 2024年度リニューアル後はライティング時間も意識する
英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。3級では、筆記試験の時間が50分から65分に延長されています。
時間が増えたことで、ライティングに落ち着いて取り組みやすくなりました。一方で、リーディングで長く悩みすぎると、ライティングの見直し時間がなくなります。
3級では、リーディングとライティングを合わせて65分で解きます。リーディングだけを速く解くのではなく、英作文に取り組む時間を残すことが大切です。
過去問を練習するときは、リーディングだけでなくライティングまで含めて65分で解いてみましょう。「長文で時間を使いすぎた」「英作文を急いで書いた」など、本番で起こりやすい課題が見えてきます。
3. 大問別|英検3級 リーディングの解き方
語句空所補充:前後の文を読んで自然な単語を選ぶ
語句空所補充では、単語や熟語の知識が問われます。ただし、日本語訳だけで選ぼうとすると迷うことがあります。
空所の前後を見て、「何について話している文なのか」を考えましょう。たとえば、食べ物の話なのか、学校の話なのか、週末の予定なのかで、自然に入る単語は変わります。
復習では、正解の単語だけを覚えるのではなく、文ごと声に出してください。短い文で覚えると、リスニングや面接でも使いやすくなります。
会話文:話している人の目的をつかむ
3級では、会話の流れを読む問題もあります。会話文では、1文ずつ訳すより「何を頼んでいるのか」「何を決めようとしているのか」「相手は賛成しているのか」をつかむことが大切です。
特に、Would you like to …? や Can you …? のような表現は、誘い・お願い・確認としてよく出ます。返事の Yes / No だけでなく、そのあとに続く理由や条件も読みましょう。
会話文を復習するときは、役を分けて音読するのがおすすめです。声に出すと、会話の流れがつかみやすくなり、面接で英語を口に出す練習にもなります。
長文読解:内容一致は本文の根拠で選ぶ
長文読解では、選択肢を見て「本文に書いてあったか」を確認します。ここで大切なのは、思い込みで選ばないことです。
たとえば、本文に Ken visited his grandmother on Sunday. とあれば、「ケンが日曜日に祖母を訪ねた」という情報が根拠になります。選択肢に Ken went to see his grandmother. のように少し違う表現で出ることもあります。
内容一致問題では、次の流れで解きましょう。
- 設問を先に読み、何を聞かれているか確認する
- 本文を読み、だれが何をしたかを追う
- 選択肢を見て、本文の根拠に戻る
- 本文に書いていない内容を消す
「なんとなく合っていそう」ではなく、「本文のこの文に書いてある」と言える状態で選ぶことが大切です。
4. ライティングに時間を残す時間配分
英検3級では、リーディングとライティングを合わせて65分で解きます。リーディングで時間を使いすぎると、英作文を考える時間が足りなくなります。
特に注意したいのは、分からない単語で止まりすぎることです。知らない単語は、長く考えても急に思い出せないことがあります。分からない問題はいったん印をつけ、先へ進む判断も必要です。
英作文では、質問に対する答えと理由を書く必要があります。書く時間だけでなく、考える時間、見直す時間も必要です。そのため、過去問演習では「リーディングを何分で終えるか」「ライティングに何分残すか」を毎回確認しましょう。
家庭学習では、最初から完璧な時間配分を目指す必要はありません。まずは時間を測って解き、どこで止まったかを親子で確認するだけでも、次の練習がしやすくなります。

5. 2ヶ月でリーディングを伸ばす学習計画
英検3級 リーディングを2ヶ月で伸ばすなら、単語、短い文、長文、時間演習を順番に進めましょう。
1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。単語で止まるのか、会話文で迷うのか、長文で時間がかかるのかを分けて記録します。同時に、3級レベルの単語を毎日10分から15分進めます。
3〜4週目は、短い文と会話文を音読します。読むだけでなく、声に出すことで語順や表現が身につきます。会話文は役を分けて読むと、面接の準備にもなります。
5〜6週目は、長文を読んだあとに「だれが、何をしたか」を一文でまとめます。答え合わせだけで終わらせず、本文のどこに答えの根拠があるか線を引きましょう。
7〜8週目は、過去問を本番形式で解きます。リーディングだけでなく、ライティングまで含めて65分で回してください。解き終えたら、間違いを「単語不足」「文の流れの読み違い」「根拠の見落とし」「時間配分ミス」に分けて復習します。
6. 音読トレーニングでリーディングと面接をつなげる
3級では、一次試験に合格すると二次試験の面接があります。リーディングの復習で音読をしておくと、面接対策にもつながります。
音読では、英文を前から順番に読みます。日本語に戻しながら読むのではなく、英語の語順で「だれが、何をしたか」を追う練習になります。
長文を解いたあとは、次の流れで復習しましょう。
- 答え合わせをする
- 分からなかった単語と文を確認する
- 本文の内容を一文でまとめる
- 音声がある教材なら音声を聞く
- 意味のまとまりごとに3回音読する
音読は、ただ大きな声で読むだけではありません。意味を分かった英文を、正しい発音や区切りを意識して読むことが大切です。続けると、リーディングの理解だけでなく、リスニングや面接の不安も減っていきます。
7. 独学で伸び悩むときに見直したい復習法
英検3級のリーディングを家庭で進めていると、答え合わせだけで終わりがちです。しかし、点数を伸ばすには「なぜ間違えたか」を分けることが大切です。
間違いは、次の4つに分類してください。
- 単語や熟語を知らなかった
- 文の主語や動詞を見落とした
- 本文の根拠を見つけられなかった
- 時間をかけすぎた
この分類をすると、次に何を練習すればよいか分かります。単語不足なら例文音読、文の読み違いなら主語と動詞の確認、根拠探しが弱いなら本文に線を引く練習、時間不足なら大問別の時間演習が必要です。
保護者の方がサポートする場合は、「なぜ間違えたの?」と責めるより、「どこに答えが書いてあったかな?」と一緒に本文へ戻ると、子どもも復習しやすくなります。

よくある質問(FAQ)
Q1. 英検3級のリーディングは何割取ればよいですか?
英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リーディングだけでなく、ライティング・リスニングとのバランスも大切です。
Q2. 3級の長文は全部和訳した方がよいですか?
本番では全部和訳する必要はありません。復習では丁寧に確認し、本番では「だれが何をしたか」「答えの根拠はどこか」を中心に読む練習をしましょう。
Q3. 単語を覚えても長文が読めないのはなぜですか?
単語を日本語訳だけで覚えていて、文の中で使う練習が足りない可能性があります。例文、会話文、長文を音読しながら復習すると、本文中で意味を取りやすくなります。
Q4. リーディング対策は面接にも役立ちますか?
役立ちます。長文や会話文を音読すると、英語を声に出すことに慣れます。面接で短く答えるための表現も身につきやすくなります。
Q5. 小学生でも3級リーディングは対策できますか?
できます。ただし、中学卒業程度の文法と語彙が必要です。単語暗記だけでなく、短い英文を読んで「だれが何をしたか」を確認する練習を積みましょう。
英検3級 リーディングを短期で伸ばすならKIRIHARA Online Academy
3級のリーディングは、単語を覚えるだけでは安定しません。文章の流れをつかみ、本文の根拠を見つけ、ライティングに時間を残すための解き方が必要です。さらに、音読復習は二次試験の面接にもつながります。
KIRIHARA Online Academyが3級リーディング対策に選ばれる3つの理由:
1. 桐原書店のメソッドで長文を「読める手順」に分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、単語、文の流れ、内容一致の根拠確認まで、3級のリーディングを段階的にトレーニングします。
2. 日本人講師が弱点を分かりやすく見える化
「単語で止まっているのか」「文の主語と動詞を見落としているのか」「本文の根拠を探せていないのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、復習方法まで調整します。
3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
試験日から逆算した2ヶ月の専用カリキュラムで、リーディング、ライティング、リスニング、面接をバランスよく管理します。長文だけに偏らず、3級全体で合格に近づく設計です。
3級の長文で時間が足りない方には、英検3級の一次試験対策コースで、読解手順からライティングまで一体で対策できます。級全体の学習方針から相談したい方は、KIRIHARA Online Academyの英検対策もご確認ください。
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