英検は、子供から大人まで幅広い層に人気の資格です。
大学入試に英検が利用できるケースも増えているため、高校生で英検2級や準1級取得を目指している方もいるのではないでしょうか。
そこで気になるのが、英検の有効期限です。
本記事では、英検の有効期限についてご紹介します。
英検には有効期限はない
結論から言うと、英検には有効期限はありません。
一度取得した級や英検CSEスコアは、生涯有効です。
日本英語検定協会
ただし、入試で大学に提出する場合や、就職や転職で企業に提出する場合は、有効期限が独自に設定されている場合があります。
大学入試で使う英検の有効期限は?
英検自体に有効期限はありませんが、大学入試に利用する場合は有効期限がある場合があります。有効期限は大学により異なります。
大学によって有効期限は違うと言っても、おおよその目安が知りたいですよね。今回は例として、立教大学と早稲田大学の英検利用入試の有効期限をご紹介します。
① :立教大学の場合
立教大学の2024年に実施された入試(一般入試・共通テスト)に英検を利用する場合、有効期限は下記の通りでした。
- 2022年1月以降に受験したもの(従来型、英検S-CBT、英検S-interviewいずれも可)
- 英検従来型、英検S-interviewについては、二次試験を2022年1月以降に受験したものが有効。
2022年1月以降に受験したものが有効ですので、出願の約2年前に受験したものから利用することができます。英検従来型と英検S-interviewは、二次試験の受験日が基準になります。
② :早稲田大学の場合
早稲田大学の2024年に実施された一般選抜(英語4技能テスト利用方式)に英検を利用する場合、有効期限は下記の通りでした。
- 2021年度第3回※以降に受験したもの。(従来型、英検S-CBT、英検S-interviewいずれも可)
※一次試験(本会場)2022年1月23日実施
早稲田大学では、2021年度第3回以降に受験したものが対象でした。2021年度第3回の英検は、2022年1月23日に実施されていますので、出願の約2年前に受験したものから有効になっています。
今回ご紹介した2校は、入試に利用できる英検の有効期限は約2年間でした。
英検の有効期限を「2年以内」と定めている大学が多く、出願の2年以内に取得した英検であれば、ほとんどの大学で利用できます。
大学入試のために英検を取得するベストな時期は?
高校2年生以降、高校3年生の1学期まで
高校2年生以降、高校3年生の1学期までに取得することをおすすめします。理由は2つあります。
1つ目の理由は、早く取りすぎると有効期限が切れてしまう場合があるからです。大学によって、入試に利用する英検の有効期限を設けていて、「2年以内に受験したもの」とされるケースが多いです。
例えば、高校3年生の1月頃に願書を提出する場合、高校1年生の1月以前に取得した英検は使えない可能性があります。せっかく英検を取得したのに、受験に使えないのは悲しいですよね。高校2年生以降に受験したものであれば、出願時に有効期限内になりますので安心です。
2つ目の理由は、高校3年生の1学期までに取得しておけば、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜の出願に間に合うからです。
総合型選抜(AO入試)は大学によってスケジュールは異なりますが、早ければ8月から願書受付が始まります。
学校推薦型選抜の場合は、出願は11月になる場合が多いです。ただし指定校推薦の場合は、校内選考が早ければ7月頃から始まります。
高校3年生の1学期までに英検を取得しておけば、総合型選抜と学校推薦型選抜、どちらにも間に合い進学先の選択肢が広がります。
一般選抜で英検を利用する場合は、高校3年生の1学期以降に取得しても、願書提出までに間に合います。しかし、高校3年生の夏以降は受験勉強も本格化し、英検の勉強時間の確保が難しくなります。余裕を持って夏前に取得しておくことをおすすめします。
大学入試までに英検を受けるチャンスは何回ある?
高校2年生から3年生の1学期までに、英検を取得すると仮定すると、英検は何回受けるチャンスがあるのでしょうか。
英検従来型なら4回
英検従来型は、6月、10月、1月の年3回開催されます。
高校2年生の6月、10月、1月、高校3年生の6月の合計4回受けることができます。
英検S-CBTなら8回
英検S-CBTは、検定期間内に同じ級を2回受験することが可能です。
そのため、英検従来型の2倍チャンスがあります。
英検従来型と英検S-CBT併用なら12回
英検従来型と英検S-CBTは、併用可能です。
2つを併用すれば、高校2年生から3年生の1学期までの間で、同じ級に12回チャレンジすることができます。
英検従来型だけではなく、英検S-CBTも受験することで、合格するチャンスを大幅に増やせます。特に受験までに時間があまりない方は従来型とS-CBTを併用して、何度も受けることをおすすめします。
英検S-CBTは、パソコンで受ける英検です。下記の記事で詳しくご紹介しています。
入試前に英検の有効期限が切れる!対処法はある?
英検を早く取りすぎて、願書提出時に有効期限が切れてしまう場合はどうしたらよいのでしょうか。主な対処法は、①同じ級を再受験する、②1つ上の級を受験するの2つです。
順番にご説明します。
① 同じ級を再受験する
1つ目の対処法は、同じ級を再受験することです。
英検は、過去に合格している級を再び受験することが可能です。
出願時に英検が有効期限内になるように、時期を調整して再受験しましょう。
② 1つ上の級を受験する(ダブル受験も可)
2つ目の対処法は、1つ上の級を受験することです。
大学受験に利用できるレベルの級を、早い時期に取得しているということは、英語力が同年代の方と比べてかなり高いはずです。
1つ上の級に挑戦してみてはいかがでしょうか。1つ上の級を取得できれば出願できる学校がさらに増えます。
また、英検(従来型)はダブル受験もできますので、すでに合格している級と1つ上の級を両方受けることもできます。例えば、午前中に準1級、午後に2級を受験するということが可能です。
同じ試験日に同じ会場で実施する級の中で、隣接した2つの級を一緒に受験すること。
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本記事では、英検の有効期限についてご紹介しました。
英検には有効期限はありませんが、大学入試に英検を利用する場合は、「2年以内」などの期限が設けられている場合があります。そのため、高校2年生以降に受験すると安心です。
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