TOEIC®は、社会人に人気のある英語資格です。
会社からTOEIC®を受験するように言われていたり、昇進・昇格のためにTOEIC®スコアが必要な方もいるのではないでしょうか。
本記事では、社会人のTOEIC®の平均点や、社会人が目指すべきTOEIC®スコアについてご紹介します。
本記事ではTOEIC Listening & Reading TestをTOEICと記載しています。
社会人のTOEIC®平均点は?
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が発表しているデータによると、2023年度の社会人のTOEIC®L&Rの平均点は639点です。
- 全体平均 612点(L 335点 / R 278点)
- 社会人平均 639点(L 348点 / R 291点)
- 学生平均 589点(L 323点 / R 267点)
社会人のTOEIC®平均点は、TOEIC®受験者全体より27点高く、学生より50点高くなっています。
社会人のTOEIC®スコアが高い理由は、業務で英語が必要であったり、キャリアのために英語を勉強している人が多いからではないでしょうか。
社会人の職種別TOEIC®平均点
順位 | 職種 | 平均点 |
---|---|---|
1位 | 海 外 | 729 |
2位 | 教 育 | 706 |
3位 | 法 務 | 692 |
4位 | 財 務 | 689 |
5位 | 経 営 | 680 |
6位 | 広 報 | 666 |
7位 | 企 画 | 663 |
8位 | マーケティング | 660 |
9位 | 経 理 | 653 |
10位 | 人 事 | 650 |
11位 | 研 究 | 649 |
12位 | 事 務 | 649 |
13位 | 総 務 | 639 |
14位 | S E | 626 |
15位 | 営 業 | 622 |
16位 | 購 買 | 616 |
17位 | 現場作業 | 602 |
18位 | 技 術 | 580 |
19位 | 製 造 | 550 |
職種別の平均点では、1位は海外職729点です。続いて、2位は教育職706点、3位は法務職692点です。
やはり業務で英語を使用する機会が多い職が、平均点が高い傾向にありますね。
2位の教育職には、英語の先生などが含まれるので平均点が高くなっています。
社会人が目指すべきTOEIC®スコアは?
これからTOEIC®を受験する社会人は、どのくらいのスコアを目指せばいいのでしょうか。
初心者は、まずTOEIC®600点を目指すことをおすすめします。一般的に履歴書に書けるTOEIC®のスコアが600点からと言われています。
600点はTOEIC®受験者全体の平均(612点)とほぼ同じです。
TOEIC®600点を取得したあとは、IIBCの公表しているTOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表を参考に目標スコアを決めてみてください。
TOEIC®スコア別にA~Eの5つのランクに分けられています。
レベル | スコア | 評 価(ガイドライン) |
---|---|---|
A | 860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。 |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。 |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手が Non-Native に特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。 |
E | コミュニケーションができるまでに至っていない。 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。 |
730点を取得すればレベルBになり、英語でのコミュニケーション能力の高さをアピールできます。860点を取得すれば、最高レベルであるレベルAに到達します。
目標スコアは、職業や今後のキャリアプランによっても異なりますので、ご自身に合った目標スコアを決めてみてください。
すぐに実践できる!TOEIC®で平均点以上を取るコツ
TOEIC®で平均点(約600点)を目指すためには、まず土台となる基礎英語力が不可欠です。これは一朝一夕で身につくものではないため、地道な努力を積み重ねる必要があります。
一方で、TOEIC®には解き方のコツがあり、コツを掴むことで短期間でもスコアを上げることが可能です。今回はすぐに実践できるものを3つご紹介します。
① リスニングPart3,4は設問の先読みをする
1つ目のコツは、リスニングの先読みをすることです。リスニングのPart3.4は事前に設問を読んでおき、何が問われるのか分かった状態で英語のアナウンスや会話を聞きます。
先に設問の内容を把握しているので、答えの部分に集中して聞くことができます。
ポイントは、Directions(指示)が読み上げられている間に、先読みをすることです。
いかに早く設問を読めるかが重要になりますので、リスニング能力だけでなくリーディング能力も必要になります。
② リーディングPart5は1問15秒で解く
リーディングは時間との勝負です。Part5(短文穴埋め問題)は、1問15秒以内で解きましょう。
短文穴埋め問題は、文法または単語の知識さえあれば解ける問題です。裏を返せば知識がなければどんなに考えても答えは分かりません。
答えが分からないものは適当にマークし、Part5ではできるだけ時間を節約しましょう。
そして、節約した時間をPart7(長文読解問題)に充てます。
長文読解問題は、文章が理解できれば答えを導けますが、多くの受験者はそもそも読む時間が足りず、最後の問題まで到達できないことが多いです。
リーディングのスコアを上げるためには、Part7の問題に十分な時間を残すことが重要です。
③ 全ての問題にマークする
TOEIC®の問題は必ず全てマークしましょう。そんなことは当たり前だと思うかもしれません。
しかし、リーディングの問題を解いてる途中で試験終了になり、何問もマークできずに空欄のまま提出してしまう受験者が少なくありません。
全て確実にマークするために、試験終了5~10分前の時点で、残りの問題を全てマークしてしまいましょう。
そして、全てマークし終わった状態で、残りの問題を解きます。仮でマークした答えを正しいものに訂正しながら、問題を解き進めていきます。
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本記事では、社会人のTOEIC®の平均点や、社会人が目指すべきTOEIC®スコアについてご紹介しました。
TOEIC®のスコアを上げるためには、コツコツ勉強することが大切です。
しかし、自分一人だと怠けてしまって、なかなかモチベーションを保つことが難しいですよね。
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