TOEIC対策

コース監修者:早川幸治(Jay)先生が解説!TOEIC公式問題集の使い方

皆さん、こんにちは。 KIRIHARA Online Academyコース監修の早川幸治(@jay_toeic)です。

TOEIC L&Rテスト対策をするうえで欠かせない教材『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』シリーズ(以下、公式問題集)には、本番と同じ形式の模擬テストが2セット収録されています。

実力をスコアに反映させるために「解く練習」に活用するのはもちろんのこと、「解いた後にどう使うか」がさらなる英語力アップにつながります。

この記事では、3つの活用法をご紹介します。

1. 本番に向けた模試として

TOEIC L&Rテストは、約45分のリスニングセクションと75分のリーディングセクションに分かれています。長時間のテストではありますが、受験経験のある方は実際に時間制限の厳しさを感じたことがあるかもしれません。

また、英検のように合格級に分かれているわけではなく、1つのテストで10点から990点を振り分けるテストですので、易しい問題から難しい問題まで多種多様なレベルの問題が混在しています。

そのため、実力をスコアに反映させるためには、「実力で解ける問題を確実に正解し、実力を超える問題に悩み過ぎない」ということが大切です。

受験したことのない方にとってはTOEICの流れを知ることを目的として、また受験経験のある方やパート別の学習をしている方にとっては、本番の予行練習として公式問題集を活用できます。

時間配分の確認

ゆっくり取り組んでいる時間はないのがTOEICです。

公式問題集を活用して、時間配分を確認しておくことが、テストスコアを左右します。

なお、リーディングセクションの目安は以下のとおりです。

  • Part 5(10分)
  • Part 6(10分)
  • Part 7(55分)

解法の確認

テスト本番に向けて、各パートへの解答アプローチを練習できます。

パート別の練習をすることで、解きやすい問題や解きにくい問題などを体験することができます。

Part 3/4の設問の先読みを練習したり、Part 5については文法ポイントに絞った解答を練習したりと、事前の練習をしておくことで当日の取り組みがスムーズになります。

テストの難易度の確認など

TOEICは易しい問題から難しい問題まで様々なレベルの問題が出題されます。

初級者や中級者にとっては普段の学習では取り組んでいないハイレベルな問題にも出合うことになります。

どの程度の難易度なのか、どの程度聞けるのか/読めるのか、の確認しておくことで、テスト本番の難しさにひるまない耐性を付けておくほか、難しい問題に悩み過ぎない練習をすることも効果的です。

公式問題集のほうが、実際のテストよりも「易しめの問題の数」が多い傾向があります。

2. トレーニング教材として

模試の後、答え合わせや解説を確認して答えを覚えてしまった後は、解答練習として使うことはできません。そこで、模試としての活用ではなく、トレーニング教材として公式問題集を活用することで、リスニングやリーディングのスキルを高めることができます。

リスニングセクションにおいては、Part 1やPart 2では英文と日本語訳で意味を理解し、Part 3/4においては会話やトークの場合は話の展開を理解したうえで音読トレーニング(リピーティング、オーバーラッピング、シャドーイングなど)を行うのが効果的です。

語句や表現が身につくだけでなく、Thank you very much.やI’m sorry.などのように、聞いたり読んだりした瞬間に、英語のまま理解しやすくなるほか、理解の瞬発力が高まります。

なお、リーディングセクションも音声を活用することで、頭の中で音声化するスピードが速まり、結果として黙読のスピードも速まります。

また、音声が頭に残っていると、語彙問題や文法問題においても「語句の使われ方」を思い出しやすくなるという効果があります。

ストップウォッチを使いながら、どのくらい速く読めるようになったかというスピード処理の確認をするのもお勧めです。

3. 話す&書くための表現集として

TOEICに出てくる表現は、実際に仕事や日常で使うことができます。

そのために、「これは使えそう」というものをピックアップしていくことで、使える表現力を高めることができます。

revise the document(書類を修正する)やreplace a light bulb(電球を交換する)のようなフレーズレベルから、

If you have any questions, please do not hesitate to contact me.(ご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください)や、We apologize for any inconvenience this may have caused you.(ご迷惑をおかけして申し訳ありません)のような慣用表現まで、

使える表現をリスト化しておくとよいでしょう。

また、スピーキングで使うためにも音読をしたり、業務や英会話レッスン等で無理やり使ってみると、習得が速まります。

英語でEメールを書く方は、実際にPart 6やPart 7のE-mailを読みながら、使えそうな表現があれば実際のメールライティングですぐに使ってみるとよいでしょう。

TOEICは「使える表現」の宝庫です。「問題を解いて答え合わせ」という模試としての使い方だけではモッタイナイです。

ぜひトレーニング教材として、さらに表現集としてもフル活用してください。

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公式問題集はTOEIC対策にも、その後の英語力アップにもとても有効な教材です。 ぜひ、フル活用してみてください。

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講座内では、公式問題集のテストを使って、講師と一緒に現状分析と苦手部分の強化を行います。

リスニング力を鍛える効果的な音読学習や、長文の読解スピードを上げるトレーニングを問題集を使いながら行います。

短期間で集中して、スコアアップを目指したい方におすすめです!

一緒に、TOEICスコアアップ目指していきましょう!

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ABOUT ME
早川幸治(Jay)
ニックネームはJay。株式会社ラーニングコネクションズ代表取締役。 IT企業(SE)から英会話講師に転身。英会話学校を経て、現在はTOEICを中心とした英語セミナー講師として、これまで全国約190社で研修を担当。また明海大学や桜美林大学、早稲田大学、明徳義塾高校などでも教える。TOEIC990点(満点)、英検1級取得。