「英検2級のリスニングで、会話の途中から何を言っているか分からなくなる」
「読めば分かる単語なのに、音で聞くと意味が出てこない」
「過去問を解いたあと、どう復習すれば点数が上がるのか分からない」
英検2級のリスニングは、準2級までより話題の幅が広がります。学校生活だけでなく、社会、教育、健康、環境、テクノロジーなど、実生活に近い内容が出てきます。そのため、単語を知っているだけでは足りません。音を聞き取り、話の流れを追い、選択肢の根拠を短時間で判断する力が必要です。
日本英語検定協会は、2級を「高校卒業程度」と位置づけています。一次試験はリーディング・ライティング85分に加え、リスニング約25分で実施されます。入試活用や単位認定、留学準備にも使われる級なので、リスニングでも「英語を実際に理解する力」が問われます。
この記事では、英検対策 2級リスニングで聞き取れない原因、パート別の解き方、先読みの考え方、2ヶ月で伸ばす学習計画、音読・シャドーイングを使った復習法まで整理します。
1. 英検2級のリスニングは「全部聞き取る」より「流れを追う」
リスニングでつまずく人ほど、「全部の単語を聞き取らなければ」と考えがちです。しかし、本番で一語一句を完璧に聞き取る必要はありません。大切なのは、話の流れを追い、設問に関係する情報をつかむことです。
2級のリスニングでは、次の3つを意識しましょう。
- だれが何について話しているか
- 話し手は何をしたいのか、何をすすめているのか
- 理由、条件、結論はどこで出てきたか
たとえば会話問題では、最初に状況をつかみます。友人同士の相談なのか、店員と客の会話なのか、学校や職場の話なのか。それが分かると、聞くべき情報が絞られます。
分からない単語が1つ出ても、そこで止まらないことが大切です。音声は待ってくれません。聞き取れない部分があっても、次の文で理由や結論が出ることがあります。

2. 2024年度リニューアル後もリスニングの重要性は変わらない
英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。2級では、一次試験の問題数が38問から31問に変更され、ライティングに要約問題が追加されています。
一方で、公式の2級試験内容では、一次試験のリスニングは約25分と示されています。公式の過去問ページでは、問題冊子、リスニング原稿、Part 1・Part 2の音源、解答が公開されているため、最新形式の演習とスクリプト復習に活用できます。合格基準スコアやCEFR算出範囲にも変更はありません。
つまり、リニューアル後もリスニングを軽視することはできません。むしろ、ライティング対策に時間を取られる分、リスニングは効率よく復習し、安定して得点できる状態を作る必要があります。
また、リスニングで扱われるテーマや表現は、二次試験の面接にもつながります。音読やシャドーイングを通じて英語を口に出す練習をしておくと、リスニングだけでなくスピーキングにも効果があります。
3. パート別|英検2級 リスニングの解き方
Part 1:会話は「状況」と「最後の結論」を聞く
会話問題では、最初に状況をつかみます。どこで話しているのか、何について相談しているのか、どちらが困っているのかを意識しましょう。
2級では、会話の途中で提案や理由が出て、最後に結論が決まることがあります。最初の情報だけで選ぶと、途中で変わった内容を聞き逃すことがあります。
but、actually、so、then、in that case などの表現が出たら、流れが変わるサインです。特に最後の一言に、答えの根拠が含まれることがあります。
復習では、スクリプトを見ながら「答えの根拠になった一文」を探します。正解だけ確認して終わるより、根拠表現に線を引く方が、次の演習で聞くポイントが見えます。
Part 2:説明文は「テーマ、理由、結論」を聞く
説明文では、会話よりも情報量が多くなります。すべてを覚えようとすると、後半で混乱します。
聞くときは、まずテーマをつかみましょう。何についての説明なのか、問題点は何か、話し手は何を伝えたいのかを意識します。次に、理由や具体例、結論を聞き取ります。
メモを取る場合も、全文を書こうとする必要はありません。キーワードだけで十分です。たとえば、students、problem、new rule、cost、reason、better など、話の柱になる語を拾います。
Part 2で失点しやすい人は、音声を聞いたあとに「結局何の話だったか」を日本語で一文にまとめる復習を入れましょう。これはリーディングやライティングにもつながる練習です。
4. 先読みで見るべきポイント
英検2級のリスニングでは、先読みが重要です。ただし、先読みは選択肢をすべて日本語に訳すことではありません。短い時間で見るべきなのは、選択肢同士の違いです。
たとえば、選択肢がすべて行動を表しているなら、「何をするか」の違いを見ます。理由を表しているなら、「なぜそうするか」の違いを見ます。場所や時間が違うなら、音声中でその情報が出る瞬間を待ちます。
先読みの目的は、音声を聞く前に「何を聞けばよいか」を決めることです。選択肢を完璧に覚えようとすると、音声の最初を聞き逃しやすくなります。
練習では、選択肢を10秒で見て、違いを一言で分類してみましょう。「行動」「理由」「場所」「条件」のように分けるだけでも、聞き方がかなり変わります。

5. 聞き流しだけでは伸びにくい理由
英語をたくさん聞くことは大切です。しかし、聞き流しだけで2級リスニングを安定させるのは難しいです。聞き取れなかった原因が分からないまま次の音声を聞いても、同じところで止まりやすいからです。
聞き取れない原因は、主に次の4つです。
- 単語の音を知らない
- 音のつながりに慣れていない
- 文の構造を処理できていない
- 話の結論や条件を覚えきれていない
たとえば、読めば分かる単語でも、発音やアクセントを知らなければ聞き取れません。短い文なら分かっても、説明文になると主語・動詞・理由・結論の関係を保てず、選択肢で迷うことがあります。
だからこそ、リスニング復習では「もう一度聞く」だけでなく、「なぜ聞き取れなかったのか」を分けて直す必要があります。
6. 音読・オーバーラッピング・シャドーイングの復習手順
2級リスニングの復習は、いきなりシャドーイングから始めなくて大丈夫です。意味が分からない音声をそのまま追っても、音まねだけになりやすいからです。
おすすめは、次の順番です。
- 問題を解く
- 解答とスクリプトを確認する
- 聞き取れなかった単語・表現に印をつける
- 意味を理解したうえで音読する
- スクリプトを見ながら音声に合わせてオーバーラッピングする
- 最後に短い範囲だけシャドーイングする
音読では、意味を理解した英文を声に出します。オーバーラッピングでは、音声と同時に読みます。シャドーイングでは、スクリプトを見ずに少し遅れて音を追います。
この順番で進めると、音、意味、語順がつながります。KIRIHARA Online Academyでも重視している音読学習は、リスニングだけでなく、リーディングや面接の土台にもなります。
7. 2ヶ月でリスニングを伸ばす学習計画
英検2級 リスニングを2ヶ月で伸ばすなら、過去問演習と復習をセットにしましょう。
1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。Part 1とPart 2のどちらで落としているか、音が聞き取れないのか、話の流れを覚えられないのかを分けて記録します。
3〜4週目は、Part 1の会話を中心に復習します。スクリプトを確認し、答えの根拠表現を見つけ、音読とオーバーラッピングを行います。会話表現は面接にも使いやすいため、声に出して練習する価値があります。
5〜6週目は、Part 2の説明文を中心に練習します。テーマ、理由、結論を聞き取り、音声後に一文で要約する練習を入れます。聞き取れなかった文は、スクリプトを見て構造を確認しましょう。
7〜8週目は、本番形式で通し演習を行います。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングと同じ日に解く練習も入れてください。2級では、一次試験全体の集中力を保つことも大切です。
8. 独学で伸び悩むときに見直したいこと
独学でリスニングを続けていると、「毎日聞いているのに伸びない」という状態になることがあります。その場合は、聞く量より復習の中身を見直しましょう。
間違いは、次の4つに分類してください。
- 音が聞き取れなかった
- 単語や表現の意味を知らなかった
- 文の構造を追えなかった
- 話の結論や条件を覚えきれなかった
この分類をすると、次にやるべきことが見えます。音が原因なら音読とオーバーラッピング、語彙が原因なら例文ごとの単語復習、構造が原因ならスクリプト精読、展開保持が原因なら要点メモの練習が必要です。
「リスニングが苦手」で終わらせず、「何が聞けなかったのか」まで分けること。ここが2級リスニングを伸ばす第一歩です。

よくある質問(FAQ)
Q1. 英検2級のリスニングは何割取ればよいですか?
英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングとのバランスも大切です。
Q2. リスニングは聞き流しでも伸びますか?
英語に慣れる効果はありますが、2級対策としては聞き流しだけでは不十分です。スクリプト確認、音読、オーバーラッピング、シャドーイングまで段階的に復習しましょう。
Q3. シャドーイングは毎日やるべきですか?
毎日少しずつ行うのは効果的です。ただし、意味を理解していない音声で行うと効果が薄くなります。まずスクリプトを確認し、音読とオーバーラッピングをしてから短い範囲で取り組みましょう。
Q4. 先読みが間に合わないときはどうすればよいですか?
選択肢を全部訳そうとせず、違いだけを見ましょう。行動、理由、場所、条件など、何が問われそうかを一言で分類する練習がおすすめです。
Q5. リスニング対策は面接にも役立ちますか?
役立ちます。音読やシャドーイングで英語の音と語順に慣れると、二次試験の面接でも英文を口に出しやすくなります。会話表現を声に出して練習することも効果的です。
英検2級 リスニングを短期で伸ばすならKIRIHARA Online Academy
2級のリスニングは、聞き流しだけでは安定しません。音を聞き取り、話の流れを追い、選択肢の条件を整理する力が必要です。さらに、リスニングで扱うテーマや表現はライティングや面接にもつながります。
KIRIHARA Online Academyが2級リスニング対策に選ばれる3つの理由:
1. 桐原書店のメソッドで聞き取れない原因を分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、音、語彙、文構造、話の展開保持まで、2級リスニングの弱点を段階的に整理します。
2. 日本人講師が復習方法までマンツーマンで伴走
「音が聞けないのか」「単語を知らないのか」「話の結論を取り落としているのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、音読・シャドーイングのやり方まで調整します。
3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
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