英検対策

英検対策 準1級リスニングの解き方|聞き取れない原因と復習法を整理

「英検準1級のリスニングになると、音声が速くて追いつけない」
「読めば分かる単語なのに、音で聞くと意味が出てこない」
「過去問を解いても、復習で何をすればよいか分からない」

英検準1級のリスニングは、2級までより話題の抽象度が上がり、会話や説明の展開も複雑になります。単語を知っているだけでは足りません。音を聞き取り、話の流れを追い、設問に必要な情報を短時間で整理する力が必要です。

日本英語検定協会は、準1級を「およそ大学中級程度」と位置づけています。社会生活で求められる英語を十分に理解し、使用できることが求められる級です。一次試験はリーディング・ライティング90分に加え、リスニング約30分で実施されます。

この記事では、英検対策 準1級リスニングで聞き取れない原因、パート別の解き方、先読みの考え方、2ヶ月で伸ばす学習計画、音読・シャドーイングを使った復習法まで整理します。

1. 英検準1級のリスニングは「音」だけでなく「展開」を聞く試験

準1級のリスニングでつまずく人は、「速くて聞き取れない」と感じることが多いです。もちろん音の速さも壁になります。しかし実際には、音だけでなく、話の展開を追えていないことも大きな原因です。

準1級では、会話や説明の中に、理由、条件、比較、意見の変化、結論が含まれます。最初の一文だけ聞けても、途中で話が逆向きになったり、具体例が入ったりすると、選択肢で迷いやすくなります。

リスニングで意識したいのは、次の3つです。

  • だれが何について話しているか
  • 話し手の意見や結論は何か
  • 理由・条件・例がどこで出てきたか

すべての単語を聞き取ろうとすると、1語分からないだけで止まってしまいます。準1級では、細部を拾いながらも、話全体の方向を失わないことが大切です。

2. 2024年度リニューアル後もリスニングの重要性は変わらない

英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。準1級では、リーディングの設問数削減やライティングの要約問題追加が大きな変更点として注目されます。

一方で、公式の準1級試験内容では、一次試験のリスニングは約30分と示されています。公式の過去問ページでは、問題冊子、リスニング原稿、Part 1・Part 2・Part 3の音源、解答が公開されているため、最新形式の演習とスクリプト復習に活用できます。合格基準スコアやCEFR算出範囲にも変更はありません。

つまり、リニューアル後もリスニングを軽視することはできません。英検CSEスコアでは技能ごとのバランスが重要です。リーディングやライティングで対策量が増えても、リスニングを聞き流しだけで済ませると、一次試験全体の得点が安定しにくくなります。

また、準1級のリスニングで扱われるテーマは、二次試験の面接やライティングの話題にもつながります。聞いた内容を短く要約する練習は、4技能全体の底上げにも役立ちます。

3. パート別|英検準1級 リスニングの解き方

Part 1:会話は「話し手の関係」と「結論」を聞く

会話問題では、最初に話し手同士の関係や状況をつかみます。学生同士なのか、職場の同僚なのか、店員と客なのか。それが分かると、会話の目的を追いやすくなります。

次に大切なのは、話し手の結論です。準1級では、最初に言ったことから途中で意見が変わることもあります。but、however、actually、in that case のような表現が出たら、流れが変わるサインとして注意しましょう。

復習では、会話をスクリプトで確認し、「どの一文が答えの根拠だったか」を探します。答えだけ見て終わるのではなく、根拠表現に線を引くと、次の演習で聞くべきポイントが見えます。

Part 2:説明文は「テーマ、理由、結論」をメモする

説明文では、社会、科学、教育、環境、健康など、準1級らしいテーマが扱われます。すべての情報を覚えようとすると、後半で混乱します。

聞くときは、まずテーマをつかみます。次に、筆者や話し手が何を説明しているのか、理由や具体例は何かを意識します。メモを取る場合も、全文を書こうとせず、キーワードだけで十分です。

たとえば、environment、cost、students、research、problem、solution のように、話の柱になる語を拾います。数字や固有名詞に気を取られすぎるより、話の流れを保つことを優先しましょう。

Part 3:状況問題は「条件」を聞き落とさない

Part 3では、状況を踏まえて最も適切な選択肢を選ぶ問題が出ます。このパートで大切なのは、条件の聞き取りです。

「予算が限られている」「時間がない」「特定の場所に行けない」「ある条件を満たす必要がある」など、正解を決めるための制約が音声に含まれます。条件を一つ聞き落とすと、もっともらしい選択肢に引っかかります。

先読みでは、選択肢をすべて細かく訳すより、違いを見ます。場所が違うのか、行動が違うのか、理由が違うのか。選択肢の差を先に確認しておくと、音声中で聞くべき情報が明確になります。

4. 先読みで見るべきポイント

準1級リスニングでは、先読みが重要です。ただし、先読みは選択肢を日本語に訳す作業ではありません。本番の短い時間で見るべきなのは、選択肢同士の違いです。

たとえば、4つの選択肢がすべて人物の行動を表しているなら、「だれが何をするか」を比べます。理由を表す選択肢なら、「なぜそうするのか」を比べます。場所や時間の選択肢なら、音声中でそれが出てくる瞬間を待ちます。

先読みの目的は、音声を聞く前に「何を聞けばよいか」を決めることです。全文を覚えようとすると、かえって音声の最初を聞き逃します。

練習では、選択肢を10秒で見て、違いを一言でメモする訓練をしましょう。たとえば「理由」「行動」「場所」「問題点」のように分類するだけでも、聞き方が変わります。

5. 聞き流しだけでは伸びにくい理由

リスニング対策として英語をたくさん聞くことは大切です。しかし、聞き流しだけで準1級の点数を上げるのは難しいです。聞き取れなかった原因が分からないまま、同じ音声を流しても、次も同じところで止まるからです。

聞き取れない原因は、主に次の4つです。

  • 単語の音を知らない
  • 音のつながりや弱形に慣れていない
  • 文の構造を処理できていない
  • 話の展開を記憶できていない

たとえば、読めば分かる単語でも、発音やアクセントを知らなければ音声では聞き取れません。短い文なら分かっても、長い説明になると、主語と動詞、理由と結論の関係を保持できずに迷うことがあります。

だからこそ、リスニング復習では「何となくもう一度聞く」ではなく、原因を分けて直す必要があります。

6. 音読・オーバーラッピング・シャドーイングの復習手順

準1級リスニングの復習は、いきなりシャドーイングから始める必要はありません。音声についていけない状態でシャドーイングをしても、音を追うだけになりやすいからです。

おすすめは、次の順番です。

  1. 問題を解く
  2. 解答とスクリプトを確認する
  3. 聞き取れなかった単語・表現に印をつける
  4. 意味を理解したうえで音読する
  5. 音声に合わせてオーバーラッピングする
  6. 最後に短い範囲だけシャドーイングする

音読では、意味を理解した英文を声に出します。オーバーラッピングでは、スクリプトを見ながら音声と同時に読みます。シャドーイングでは、スクリプトを見ずに少し遅れて音を追います。

この順番で進めると、音、意味、語順、話の流れがつながります。KIRIHARA Online Academyでも重視している音読学習は、リスニングだけでなく、リーディングや面接の土台にもなります。

7. 2ヶ月でリスニングを伸ばす学習計画

英検準1級 リスニングを2ヶ月で伸ばすなら、過去問演習と復習の質をセットで上げましょう。

1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。Part 1、Part 2、Part 3のどこで落としているか、音が聞き取れないのか、話の展開を忘れるのかを分けて記録します。

3〜4週目は、Part 1とPart 2を中心に、スクリプト確認と音読を行います。1日15分から20分でも構いません。短い範囲を丁寧に復習し、聞き取れなかった表現を声に出して定着させます。

5〜6週目は、Part 3の先読みと条件整理を練習します。選択肢の違いを短時間で見つけ、音声中でどの情報を聞けばよいかを決める練習をします。

7〜8週目は、本番形式で通し演習を行います。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングと同じ日に解く練習も入れてください。準1級では、一次試験全体の集中力を保つことも大切です。

8. 独学で伸び悩むときに見直したいこと

独学でリスニングを続けていると、「毎日聞いているのに伸びない」という状態になることがあります。その場合は、聞く量より復習の中身を見直しましょう。

間違いは、次の4つに分類してください。

  • 音が聞き取れなかった
  • 単語や表現の意味を知らなかった
  • 文の構造を追えなかった
  • 話の条件や結論を覚えきれなかった

この分類をすると、次にやるべきことが見えます。音が原因なら音読とオーバーラッピング、語彙が原因なら例文ごとの単語復習、構造が原因ならスクリプト精読、展開保持が原因なら要点メモの練習が必要です。

「リスニングが苦手」で止めずに、「何が聞けなかったのか」まで分けること。ここが準1級リスニングを伸ばす第一歩です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 英検準1級のリスニングは何割取ればよいですか?

英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リスニングだけでなく、リーディング・ライティングとのバランスも大切です。

Q2. リスニングは聞き流しでも伸びますか?

英語に慣れる効果はありますが、準1級対策としては聞き流しだけでは不十分です。スクリプト確認、音読、オーバーラッピング、シャドーイングまで段階的に復習しましょう。

Q3. シャドーイングは毎日やるべきですか?

毎日少しずつ行うのは効果的ですが、意味を理解していない音声で行うと効果が薄くなります。まずスクリプトを確認し、音読とオーバーラッピングをしてから短い範囲で取り組みましょう。

Q4. 先読みが間に合わないときはどうすればよいですか?

選択肢を全部訳そうとせず、違いだけを見ます。行動、理由、場所、条件など、何が問われそうかを一言で分類する練習をしましょう。

Q5. リスニング対策は面接にも役立ちますか?

役立ちます。音読やシャドーイングで英語の音と語順に慣れると、二次試験の面接でも英文を口に出しやすくなります。聞いた内容を短く要約する練習も効果的です。

英検準1級 リスニングを短期で伸ばすならKIRIHARA Online Academy

準1級のリスニングは、聞き流しだけでは安定しません。音を聞き取り、話の展開を追い、選択肢の条件を整理する力が必要です。さらに、リスニングで扱うテーマはライティングや面接にもつながります。

KIRIHARA Online Academyが準1級リスニング対策に選ばれる3つの理由:

1. 桐原書店のメソッドで聞き取れない原因を分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、音、語彙、構文、話の展開保持まで、準1級リスニングの弱点を段階的に整理します。

2. 日本人講師が復習方法までマンツーマンで伴走
「音が聞けないのか」「単語を知らないのか」「話の条件を取り落としているのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、音読・シャドーイングのやり方まで調整します。

3. 2ヶ月間の短期集中プログラム
試験日から逆算した2ヶ月の専用カリキュラムで、リスニング、リーディング、ライティングをバランスよく管理します。一次試験全体で合格に近づく設計です。

準1級のリスニングで伸び悩んでいる方には、英検準1級の一次試験対策コースで、音読復習から過去問演習まで一体で対策できます。級全体の学習方針から相談したい方は、KIRIHARA Online Academyの英検対策もご確認ください。

\ 今なら無料体験レッスン実施中 /

英検準1級のリスニングを、2ヶ月の短期集中で得点源に変える

\効率よく英検対策講座をしませんか?/


英検対策をお考えの学生様へ!2か月間の短期集中英検対策講座を開発しました。
本試験合格に向けて、講師による学習管理できちんと継続ができます!

学校の教科書でもおなじみ!「桐原書店」が開発したKIRIHARA Online Academyをぜひお試しください。

一次試験(筆記)対策をしたい方

二次試験(面接)対策をしたい方

ABOUT ME
KIRIHARA Online Academy
KIRIHARA Online Academyは出版社「桐原書店」とオンライン英会話スクール「ワールドトーク」が共同で開発した新しいオンライン英会話サービスです! 英検対策・TOEIC対策に特化し、教材を活用した自己学習と、日本人講師とのマンツーマンのオンラインレッスンを組み合わせた、最も効率の良い受験対策サービスです。