「英検3級から始まるライティング(英作文)って、何をどう書けばいいの?」
「新しく加わったEメール問題の返信の仕方が分からない」
「英語を書き慣れていない子どもが、時間内に2つも作文を書けるか不安」
英検3級の一次試験から、いよいよライティング(記述式)が試験科目に加わります。現在、3級のライティングは「Eメール問題(大問4)」と「意見論述(大問5)」の2題構成となっています。ライティング技能単体で一次試験全体の3分の1(550点満点)の配点があるため、ライティングの成否が合格を大きく左右します。
この記事では、現在の英検3級ライティングにおける出題形式、時間切れを防ぐ時間配分、Eメールと意見論述それぞれの書き方テンプレート、そして2ヶ月で合格ラインに達するための効果的な勉強法について、保護者向けのサポートのコツを交えて解説します。
1. 英検3級ライティングの出題形式と配点
現在の英検3級ライティングは、かつて行われたリニューアルを経て、以下の2つの英作文を記述する形式が標準となっています。
| 大問番号 | 問題形式 | 内容 | 指定語数 |
|---|---|---|---|
| 大問4 | Eメール問題 | 外国人の友人からのメールを読み、2つの質問に答える返信文 | 15〜25語 |
| 大問5 | 意見論述 | トピックに対する自身の意見と理由を2つ書く | 25〜35語 |
採点基準は、両問題とも以下の4つの観点で評価されます。
- 内容: 与えられた課題や質問に対して適切に答えているか
- 構成: 英文の繋がりが論理的で、展開が分かりやすいか
- 語彙: 単語の重複を避け、場面に合った適切な言葉が使えているか
- 文法: 正確な英文法を用い、多様な文構造を使い分けられているか
3級のライティングは、準2級や2級と比べて指定語数が非常に少ないため、「短く、文法ミスのない英文を正確に書くこと」が最も大切です。

2. Eメール問題(大問4)の書き方とテンプレート
Eメール問題(大問4)では、外国人の友人からのメールを読み、その返信を15〜25語という短い語数で作成します。
満たすべき条件は、「相手のメールに含まれる『2つの質問』に正しく答える」ことです。
Eメールの基本手順
- 相手からの質問を正確に把握する
メールの最後に、通常What...?やWhere...?など、2つの質問が書かれています。これらを正しく読み解きましょう。 - 質問にダイレクトに答える
例えば、What is your favorite sport?とWhen do you play it?と聞かれた場合:
- 回答1:
My favorite sport is soccer.(私の好きなスポーツはサッカーです。) - 回答2:
I usually play it on Saturdays.(私はいつも土曜日にそれをします。)
このようにシンプルに2つの文で回答すればOKです。
Eメール返信用の超シンプルテンプレート
Thank you for your email.
【質問1に対する回答文】
【質問2に対する回答文】
これで約15〜20語前後になり、指定語数の15〜25語の範囲にきれいに収まります。3級では、相手への余計な挨拶や質問返しは不要です。語数が溢れて減点されるのを防ぐため、聞かれたことだけに真っ直ぐ答えましょう。
3. 意見論述(大問5)の書き方とテンプレート
意見論述(大問5)は、提示されたトピック(例:好きな季節、休日の過ごし方など)に対し、自分の意見(QUESTIONへの回答)を述べ、その理由を2つ盛り込んで25〜35語で書く形式です。
3級の意見論述は、語数が「25〜35語」と非常にコンパクトなため、「自分の意見(立場表明) → 理由1 → 理由2」の計3文で構成するのが最もきれいに収まる標準的なスタイルです。
意見論述の3文テンプレート
1文目:導入(立場表明)
QUESTIONに対する自分の答えを書きます。
I like [好きなもの] the best.
(私は[好きなもの]が一番好きです。)
2文目:理由1
1つ目の理由を書きます。
First, [1つ目の理由].
3文目:理由2
2つ目の理由を書きます。
Second, [2つ目の理由].
3文構成の具体例(トピック:「好きな季節」)
- 1文目(意見):
I like summer the best. - 2文目(理由1):
First, I can swim in the sea. - 3文目(理由2):
Second, I enjoy eating ice cream.
語数が足りない場合は、for two reasons(2つの理由で)という表現を1文目に加えたり、with my friends などの簡単な修飾語を文末に足すことで調整します。
4. 時間切れを防ぐライティングの時間配分
筆記試験(リーディング+ライティング)の試験時間は65分です。ライティングが2題になったことに伴い、従来の50分から65分に延長されました。
おすすめの時間配分モデルは以下の通りです。
- リーディング(大問1〜3): 約40分
- Eメール問題(大問4): 約10分
- メールの読解:3分
- 執筆:5分
- 見直し(スペル・語数チェック):2分
- 意見論述(大問5): 約15分
- 構成(理由)決め:3分
- 執筆:9分
- 見直し(スペル・文法・語数チェック):3分
ライティング2題を25分以内で解き切ることで、リーディングの長文読解や見直しに十分な時間を残すことができます。

5. 2ヶ月で合格ラインに届くライティング勉強法
ライティング力を2ヶ月で引き上げるためのステップを紹介します。
1〜2週目:中学校1・2年レベルの英文法とテンプレートの確認
3級のライティングでは、高度な表現を使う必要は一切ありません。中学校で習う基本的な文法(大文字・小文字の使い分け、ピリオドの打ち方、疑問詞の理解、現在進行形や過去形)を正しく使えるように復習し、テンプレートを覚えます。
3〜5週目:Eメールの「質問の読み取り」とエッセイの「理由作成」
Eメール問題では、相手の質問が何を聞いているか(When か Where か What か)を正確に読み取り、それに適した答えを作る練習をします。意見論述では、身近なテーマについて「理由を2つ英語で書く」練習を重ねます。
6〜7週目:時間を測った本番形式の演習
Eメールと意見論述の2題を連続して25分で書き切る練習を行います。同時に、それぞれの語数制限(Eメール15〜25語、意見論述25〜35語)に収まるよう、文字数カウントの感覚を身につけます。
8週目:間違いやすいケアレスミスの総チェック
「三人称単数のsの忘れ」「ピリオドやクエスチョンマークの忘れ」「固有名詞(曜日や月など)の頭文字を大文字にしていない」など、小中学生が非常によくやってしまうケアレスミスを洗い出し、本番で見直すポイントを確認します。
6. 独学の限界と対策:添削と指導の重要性
3級のライティングは、英語学習の初期段階である小学生や中学生にとって、最初の大きな壁となります。
独学でのライティング対策における3つの落とし穴
- ケアレスミスに自分で気づけない
iとIの書き分けや、単複のズレ、動詞の形の誤りなど、自分で見直してもなかなか気づけない細かな文法ミスが多くなりがちです。 - 親が教える・添削する際、感情的になってしまう
保護者がお子様の英作文を添削しようとすると、「なぜこんな簡単な間違いをするの?」と感情的になってしまい、お子様が英語嫌いになってしまうケースが多々あります。 - Eメールの回答が「会話として不自然」になる
相手の質問に対して、文法的には合っていても文脈として不自然な返答になっているかどうかの判定は、独学では非常に困難です。
合格するためには、子どもを励ましながら正しく導いてくれる「プロフェッショナルの指導・添削」を受けることが最も効果的です。
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55年以上にわたり英語の教科書や学習教材を制作してきた「桐原書店」のノウハウを活用。3級ライティングに必要な文法や書き方を、基礎から噛み砕いて学びます。 - 日本人講師がお子様に寄り添うマンツーマンレッスン
レッスンはすべて日本人講師がマンツーマンで実施。お子様のモチベーションを高める声かけを行いながら、日本語で分かりやすく添削します。疑問点もその場でスッキリ解決するため、保護者の方の負担もありません。 - 2ヶ月間の短期集中カリキュラム
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よくある質問(FAQ)
Q1. ピリオドやコンマは語数に含まですか?
原則として、ピリオド(.)やコンマ(,)、クエスチョンマーク(?)などの記号は語数に含まれません。英単語のみがカウントの対象となります。3級のEメール問題では「15〜25語」、意見論述では「25〜35語」を単語数ベースで満たせるように練習してください。
Q2. 意見論述で「I have two reasons.」と書くと語数を多く消費してしまいますが、書くべきですか?
語数制限が「25〜35語」と非常に短いため、意見表明の文に I have two reasons. を付け加えると、その後の理由の説明で語数が溢れてしまうことがあります。もし語数がオーバーしそうな場合は、I have two reasons. を省略し、いきなり I like summer because I can swim. や First, ... Second, ... と理由を繋げるなど、柔軟に語数調整を行いましょう。
Q3. Eメール問題の返信で、相手の質問の順序と逆に回答しても点数は引かれませんか?
質問に対する回答は、相手のメールで聞かれた順序(1つ目の質問の答え → 2つ目の質問の答え)の順番で並べて書くのが自然で無難です。順序が逆になったからといって大幅な減点になるとは限りませんが、構成の「わかりやすさ」の評価を守るためにも、聞かれた順番通りに回答を並べるように習慣づけましょう。

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