英検対策

英検対策 準1級の合格ロードマップ|要約・面接まで迷わない勉強法

「2級には合格できたのに、準1級になった途端に長文が読めない」
「単語帳は進めているけれど、ライティングや要約問題の正解が分からない」
「一次試験に受かっても、二次試験の面接で止まってしまいそう」

英検準1級は、2級の延長線上にある試験ではありますが、対策の考え方は大きく変わります。単語を覚えるだけ、過去問を解くだけでは合格に届きにくく、読む・聞く・書く・話すをつなげて伸ばす4技能型の対策が必要です。

日本英語検定協会は、準1級を「およそ大学中級程度」と位置づけています。社会生活で求められる英語を十分に理解し、使用できる力が求められるため、高校生の大学入試、大学生の単位認定や教員採用、社会人の英語力証明としても価値の高い級です。

この記事では、英検対策 準1級で押さえるべき試験情報、2024年度リニューアル後の注意点、技能別の勉強法、2ヶ月で仕上げる学習計画を整理します。読み終えるころには、今日から何をどの順番で進めればよいかが明確になります。

1. 英検準1級は「4技能を使える形」にする試験

準1級の一次試験は、リーディング・ライティング90分、リスニング約30分で実施されます。一次試験に合格すると、二次試験として英語面接が約8分行われます。

準1級の大きな特徴は、知識量だけでなく「使えるか」まで見られることです。難しい単語を知っていても、長文の論理を追えなければ得点できません。英文を読めても、自分の意見を英語で組み立てられなければライティングや面接で伸びません。

特に2024年度第1回検定からは、1級・準1級・2級でライティングに要約問題が加わりました。準1級では、従来の意見論述に加え、英文の内容を整理して短くまとめる力が問われます。

つまり準1級対策では、次の4つを同時に育てる必要があります。

読んだ英文を音読し、要約し、自分の意見で話すところまでつなげる方が、準1級では効率よく力がつきます。

2. 2024年度リニューアル後の準1級で注意すべきこと

英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。準1級では、一次試験の設問数が41問から31問になり、語句空所補充や長文内容一致の一部が削減されています。

一見すると問題数が減って楽になったように見えますが、実際には対策の質が問われるようになりました。とくに注意したいのは、ライティングと二次試験です。

要約問題は「読解」と「作文」の両方が問われる

要約問題では、英文の主張・理由・具体例を整理し、指定語数の中で自然な英語にまとめます。必要なのは次の力です。

  • 段落ごとの役割を見抜く
  • 重要情報と補足情報を分ける
  • 同じ表現を避けて言い換える
  • 文と文のつながりを自然にする

普段の長文読解から「この段落は何を言っているか」を日本語で一言にまとめ、次に英語で短く言い換える練習が有効です。

二次試験は話題導入文への対応が必要

準1級の二次試験では、受験者自身の意見を問う質問に話題導入文が追加されています。背景を理解したうえで、自分の立場を理由とともに述べる力が必要です。

面接対策では、想定質問の答えを丸暗記するより、結論、理由、具体例、まとめの順に短く話す練習を繰り返しましょう。

3. 英検対策 準1級の勉強順は「単語から面接」ではなく「単語と4技能を並行」

準1級対策でよくある失敗が、「単語帳が終わってから長文」「長文が終わってからライティング」「一次試験が終わってから面接」と後回しにすることです。

しかし準1級では、ライティングと面接に時間がかかります。独学で最も伸ばしにくいのも、この2つです。最初の週から少しずつ触れておく方が、最終的な合格率は高くなります。

ステップ1:語彙は毎日、短く反復する

準1級の語彙は、2級より抽象度が上がります。環境、医療、教育、科学、ビジネス、社会問題など、日常会話だけでは出会いにくい語が増えます。

おすすめは、1日で大量に進めるより、毎日20分から30分を固定することです。単語を見る、発音する、例文を読む、音声を聞く。この4つをセットにすると、リーディングだけでなくリスニングにも効きます。

語彙学習では、意味を1つだけ覚えるより「どんな文脈で使われるか」を確認しましょう。

ステップ2:長文は段落ごとに要旨を取る

準1級の長文は、1文ずつ和訳していると時間が足りません。大切なのは、段落ごとに「何について、どんな主張をしているか」をつかむことです。

長文を解いたあとは、答え合わせだけで終わらせず、各段落の要旨を日本語で一文にまとめてください。この練習が、要約問題の土台になります。

ステップ3:ライティングは週2本以上、必ず添削を受ける

準1級のライティングは、意見論述と要約の両方を対策する必要があります。意見論述では、自分の立場を明確にし、理由を2つ程度示し、具体例で支える構成が基本です。

要約では、自分の意見を書かないことが重要です。本文の情報を正確に短くまとめる問題なので、主観や余計な補足を入れると減点につながります。

どちらも独学では「何が悪いのか」が見えにくい分野です。論理の飛び、語数配分、表現の不自然さまで見てもらうことで、短期間でも改善しやすくなります。

ステップ4:リスニングは音読で底上げする

準1級のリスニングは、内容が社会的・学術的になり、聞き取った情報を整理する力が求められます。音声を聞き流すだけでは、なかなか得点が安定しません。

効果的なのは、音読トレーニングです。まずスクリプトを見て意味を確認し、音声を聞き、発音・区切り・強弱をまねて音読します。最後にスクリプトを見ずに音声を追うシャドーイングを行うと、英語の処理速度が上がります。

音読はリスニングだけでなく、長文読解や面接にも効きます。英文の型が体に残るからです。

ステップ5:面接は一次試験前から少しずつ始める

二次試験は一次試験後に対策すればよいと思われがちですが、準1級では早めの準備が有利です。週1回でも、一次試験対策中から「今日読んだ長文について英語で30秒話す」練習を入れてください。

4. 2ヶ月で準1級合格を目指す学習スケジュール

準1級は簡単な級ではありませんが、2級合格レベルの基礎がある人なら、2ヶ月の短期集中で合格ラインに近づけることは十分可能です。大切なのは、毎週やることを明確にすることです。

1週目は過去問で現状把握、2〜3週目は語彙・長文・音読、4〜5週目は意見論述と要約の添削、6週目はリスニング強化、7週目は本番形式の過去問演習、8週目は面接と最終調整に使います。

このスケジュールで重要なのは、毎週ライティングと音読を入れることです。単語と長文だけに偏ると、「書く」「話す」が最後まで残ってしまいます。

また、英検S-CBTは従来型と同等の資格・CSEスコアを取得でき、原則として毎週土日に実施されます。1日で4技能を測定できるため、部活や仕事で日程を合わせにくい人には選択肢になります。

5. 独学で準1級対策をするときの落とし穴

独学で準1級に合格する人もいます。ただし、次の3つに当てはまる場合は、早めにサポートを入れた方が効率的です。

1. ライティングの点数が安定しない

自分ではよく書けたと思っても、採点観点に合っていなければ得点は伸びません。要約問題は、本文の内容を正しく選び、余計な情報を削る必要があります。

2. 長文は読めるのに時間が足りない

時間不足の原因は、語彙だけではありません。構文処理、段落要旨の取り方、選択肢の見切り方を見直すだけで得点が安定するケースもあります。

3. 面接で英語が出てこない

面接は、知識より反射の要素が大きい試験です。言いたいことが英語にならない場合、発話の型と練習量を増やしましょう。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 英検準1級は何ヶ月で合格できますか?

2級に余裕を持って合格している人なら、2〜3ヶ月の短期集中で合格を目指せます。ただし、語彙とライティングに大きな弱点がある場合は、3〜6ヶ月を見ておくと安心です。まずは過去問を1回解き、現在地を確認しましょう。

Q2. 英検準1級の対策は何から始めるべきですか?

最初に過去問を解き、語彙・長文・ライティング・リスニングのどこで落としているかを確認します。そのうえで、毎日の語彙、週2本以上のライティング、音読を軸に進めるのがおすすめです。

Q3. 要約問題はどう対策すればよいですか?

長文を読んだあと、段落ごとの要点を一文でまとめる練習から始めましょう。次に、本文の表現をそのまま使わず、別の語句で言い換える練習をします。自己流で続けるより、添削を受ける方が改善点が明確になります。

Q4. 面接対策はいつから始めるべきですか?

一次試験の勉強中から少しずつ始めるのが理想です。週1回でも、長文や英作文のテーマについて英語で30秒話す練習を入れると、二次試験前に慌てずに済みます。

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