英検®の一次試験に合格したものの、「英語が話せない」「二次試験の対策の仕方が分からない」「面接官の英語が聞き取れない」といった悩みのある方もいるでしょう。
実は、英検の二次試験には型があり、型をちゃんと身につけることで合格を目指せるのです。
今回は、英検®の二次試験の流れや問題形式、学習方法などについてお伝えします。
また、英検®の二次試験対策ができる、おすすめのオンラインレッスンもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
英検®二次試験の流れと問題形式
英検®2級の二次試験の流れと問題形式は以下のとおりです。
問題 | 形式 |
No.1 | パッセージの音読 |
No.2 | パッセージについての質問に答える |
No.3 | イラストについての質問に答える |
No.4 | カードのトピックに関する質問に対して、意見を言う |
No.5 | 日常生活に関する質問に対して、意見を言う |
準2級も3級も、2級と似たような流れです。
準1級に関しては、4コマのイラストについて説明するナレーションがあり、1級では2分間のスピーチを行うといった課題が含まれます。
受験級の流れと問題形式をしっかり頭に入れておくことで、誤ったことを言ったり、間違った行動をしてしまったりして、失点するリスクを軽減できます。
また、英検®の二次試験は面接委員1人の個人面接。
過去に準2級では「電子辞書」や「ホームシアター」、2級では「オンライン会議」や「環境にやさしい素材」などが出題されました。
配点については、3級、準2級、2級は、リーディングが5点、Q&Aが3点、アティチュード(受験態度)が3点で、合計点は33点です。
準1級は、ナレーションが15点、Q&Aが20点、アティチュード(受験態度)が3点で、合計点は38点。
1級は、Speech、Interaction、Grammar and Vocabulary、Pronunciationが各10点で、合計点が40点です。
英検®二次試験合格のための合格基準スコア
上記でお伝えした合計点の素点がCSEスコアに換算されます。
CSEスコアに換算後の合計点と合格基準スコアは、以下のとおりです。(※1)
級 | 合計点 | 合格基準スコア |
3級 | 550 | 353 |
準2級 | 600 | 406 |
2級 | 650 | 460 |
準1級 | 750 | 512 |
1級 | 850 | 602 |
※1参考元
・日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法について」
・Berkeley House「英検®の級ごとの配点と合格点とは?スコアはどのように決まる?」
【英検®二次試験】おすすめの学習の方法を紹介!
ここでは、英検®二次試験の合格を目指せる、おすすめの学習方法をご紹介します。
まずは今の実力をチェック
まずは、今の実力チェックをしましょう。
過去問や問題集などを使って問題に取り組み、答え合わせをして現在地を確認します。
そして、何ができていて、何ができていないのかをチェックしましょう。
そうすることで、適切な対策を講じることが可能です。
教材を活用して練習し、型を身につける
現在地が把握できたら、教材を使ってどんどん練習していきます。
冒頭でお伝えしたとおり、英検®の二次試験には型があります。
本番で、過去問とまったく同じ問題が出ることはありませんが、どのようなことが問われるか、どのように答えれば良いかは大体決まっています。
繰り返し練習することで、質問や英文、答え方の型が身につくでしょう。
また、たとえ本番で緊張してしまっても、型を覚えておけば、落ち着いて面接に臨みやすくなります。
面接が苦手な方でも、型が決まっているところで点数を稼ぐことで、二次試験を攻略しやすくなるでしょう。
面接の最後にフリーで意見を述べるところは、難しいと感じる方が多いと思います。
しかし、この部分においても、何度も練習をすることで、どのように答えれば点数が取れるかが分かってきます。
二次試験の型とは?
型とは具体的にどんなものなのか、一部ご紹介させていただきます。
まず、パッセージについては、英文の構成が似たものが多いです。
最初にトピックが述べられているので、そこから何の話かを把握することが可能。
次に、トピックに対しての現状や問題について、その次の文では、現状や問題に対してどんな対応がされているのかが書かれています。
そして、その次に対応による結果が述べられています。
このように、カードに書かれている英文の内容は毎回異なりますが、話の展開が大体決まっているので、準備することができるのです。
また、似たような表現が使われていることにも気づくでしょう。
さらに、Howから始まる疑問文で、どうやって対応したのかが問われることが多いです。
Howで聞かれたら”By~ing…”で答えるなどの型も、教材を使った練習や、後述する音読学習をとおして習得してください。
No.4と No.5の自分の意見を言うところでは、意見に対する理由も言うようにしましょう。
理由を2つぐらい述べると、得点しやすくなります。
再挑戦する
練習をするときは、一度練習して答えが分かっている問題を使ってもOKです。
答えを知っているものを使用して練習することで、答え方の型を覚えていけます。
また、今の実力を最大限に発揮することを目指せるので、自信にもつながるでしょう。
音読学習も取り入れる
音読学習は英語力をアップさせるのに、非常に効果的な学習法として知られています。
型や基礎力も身につくため、二次試験対策にもぜひ音読学習を取り入れてみてください。
二次試験対策として音読をする際は、模範解答を音読しましょう。
そうすることで、表現を口になじませることが可能。
繰り返し音読すれば、今まで使えなかった表現が自分のものになっていきます。
また、間違った箇所だけでなく、答えられた箇所も音読すれば、さらなる力の向上につながります。
効果的な音読学習をするコツは、闇雲に読むのではなく、まずは音声を流して英語を聞くことです。
音声を聞いたら、次に音声の発音やイントネーション、リズムなどをマネしながら、声を出して英文を読みましょう。
さらに、スマホなどを使って、自分の声を録音するのがおすすめです。
最初に録音したものと、数週間後に録音したものを聞き比べると、自分の英語が上達していることに気づき、音読学習が楽しくなってきますよ。
英検®の二次試験対策の際はオンラインレッスンでフィードバックをもらおう
英検®の二次試験では、発音やイントネーション、流暢に話せているかどうかも評価基準となります。
したがって、フィードバックをもらいながら練習すると良いでしょう。
その際使えるのが、オンラインレッスンです。
マンツーマンレッスンのオンラインレッスンなどを利用すれば、プロの講師に発音やイントネーションのほか、自分の話す英語の間違いをチェックし、修正してもらえます。
また、できていないところ、できているところ、自分の強み・弱みに関するフィードバックももらえるでしょう。
できていないところや弱みを把握し、二次試験の攻略法を熟知した講師と共に対策をおこなうことで、スピーディーに苦手分野を克服できます。
また、できているところや強みを講師から教えてもらうことで、モチベーションも上がります。
KIRIHARA Online Academyではご紹介したおすすめの学習法で英検®二次試験の対策を行います
KIRIHARA Online Academyでは、英検®二次試験対策ができるオンライン形式の学習プログラムを提供しています。
本プログラムでは、自分の実力をチェックし、型を身につける練習や音読学習を行うなど、上記でご紹介した学習法で二次試験対策を行いますので、目標級に合格できる力をつけられます。
オンラインレッスンを担当するのは、英検®の指導に最適な日本人講師。
マンツーマンレッスンで、ご自身にぴったりのレッスンが受けられ、学習における悩み相談もできます。
また、二次試験を攻略するための知識や指導経験が豊富な講師にレッスンを担当してもらえるため、独学よりも効率のよい対策が可能です。
KIRIHARA Online Academyでは、無料体験レッスンを実施しています。
独学での二次試験対策に限界を感じる方や、講師と一緒に効率的な対策を行いたい方は、ぜひお気軽に受講してみてください。
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