「英検®準1級対策をしたいのだけれど、何から手をつければ良いか分からない…」
「英検®準1級の一次試験になかなか受からない…」とお悩みの方はいませんか?
英検®準1級は難易度が高いので、英検®2級までは順調に合格してきた方でも、苦戦する方が多いでしょう。
そこで今回は、英検®準1級の一次試験対策が効率的にできる学習方法を解説します。
また、英検®準1級のレベル、オンラインレッスンで英検®対策をするメリットや、英検®対策におすすめのオンラインレッスンも、併せてご紹介します。
効率よく学習して英検®準1級の合格を目指したい方、独学での対策に限界を感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
※学習方法やオンラインレッスンについて知りたい方は、目次から見たい項目をクリックしてくださいね。
英検®準1級のレベルと難易度は?
ここでは、英検®準1級のレベルや難易度、合格点、必要な勉強時間などについて解説します。
英検®準1級のレベルはどのくらい?
英検®の2級が高校卒業程度なのに対し、準1級は大学中級程度のレベルです。
2級と比較するとかなり難易度が上がりますので、一度のチャレンジで合格できない方も、多いかもしれません。
覚える必要がある単語数は約9000語。
主な受験生は、高校生や大学生といった学生や社会人です。
英検®準1級の合格点・合格率
CSEスコアでの合否判定に変わり、何問正解すれば合格か把握できなくなりました。
しかし、ESL clubが発信している情報によると、あくまで目安ですが、60点/86点獲得できれば合格できる可能性が高い、とのこと。(※)
二次試験については、約7割が合格点だと考えられています。
また、合格率も非公開ではあるものの、約15%だと予測されています。
※1参考元:ESL club BLOG「英検準1級の合格点・レベル・問題傾向・合格に必要な学習時間などを完全まとめ!」
英検®準1級に合格するために必要な勉強時間
英検®準1級に合格するために必要な勉強時間は、スタート地点での英語力により変わります。
300時間で合格できる人もいますが、2000時間かかる人もいるなどさまざまです。
どれだけ勉強すれば良いのかなかなか把握しづらいですが、誰もが対策にそこまで時間をかけず、合格したいと思っているはず。
しっかりとした勉強計画のもと、効率的な学習法で毎日少しずつ対策をすることで、最短距離での合格を目指せます。
英検®準1級一次試験の試験内容
英検®準1級一次試験の試験内容は以下の通りです。
【筆記問題】(90分)
問題 | 形式 | 問題数 |
1 | 短文の語句空所補充 | 25問 |
2 | 長文の語句空所補充 | 6問 |
3 | 長文の内容一致選択 | 10問 |
4 | 英作文 | 1問 |
【リスニング】(約30分)
問題 | 形式 | 問題数 |
1 | 会話の内容一致選択 | 12問 |
2 | 文の内容一致選択 | 12問 |
3 | Real-Life形式の内容一致選択 | 5問 |
【英検®準1級】おすすめの学習方法
ここでは、英検®準1級・一次試験合格に向けて、おすすめの単語、リスニング、リーディング、ライティングの学習法についてご紹介します。
また、英語力を総合的に鍛えられる、音読学習についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
単語
単語学習の際は、英検®に特化した単語帳を購入し、該当するレベルの範囲を分割して覚えていくのがおすすめです。
たとえば、学習すべき箇所の総ページを6つに分け、1週目は1つ目のパート、2週目は2つ目のパートといった具合に学んでいき、試験本番の2週間ほど前から全範囲を復習すると良いでしょう。
なお単語帳は、レベル別、テーマ別に単語・熟語が収録されているものが使いやすいです。
さらに、単語をフレーズで学習するのも大切です。
よく使われる単語と単語の組み合わせを覚えておくと、ライティングの際にも役立ちます。
反復学習で単語を覚える
「記憶力が悪いから、なかなか単語が覚えられない…」とお困りの方もいるのではないでしょうか。
そのような方は、反復学習を取り入れて単語を覚えるようにしてみてください。
人間の脳は何度も送り込まれた情報を、必要な情報だと認識し、長期に渡って記憶する仕組みとなっているので、繰り返し学んで覚えた単語や熟語は、忘れにくくなります。
なお反復学習の際は、ただ単語を目で追いながら覚えるのではなく、音声を使ったり、声に出したりして覚えましょう。
音読
「英検®対策にどうして音読?」と思った方もいるのではないでしょうか。
前述しましたが、音読は聞く、読む、話す、書くの4技能を効率よく伸ばせる学習法なのです。
たとえば、英文を音読すれば、単語や文法を定着させられます。
また、音声化した方が記憶に残りやすく、フレーズのまま頭に入ります。
ネイティブのキレイな英語をマネして音読すれば、発音が良くなり、リスニング力もアップするのです。
さらに音読学習を通して、英語の感覚や処理のスピードを高められます。
たとえば、“Thank you very much.”は、誰もが理解できる表現ですが、これはこの表現が簡単だから理解できているのではありません。
何度も耳にし、口にし、見てきた表現だからこそ、一瞬で理解できるのです。
さまざまな単語、熟語、フレーズを繰り返し声に出して音読し、“Thank you very much.”という表現のように、パッと見ただけで、聞いただけで即座に理解できるようインプットしてきましょう。
音読学習のやり方
CDの音声を聞いたあとで、英語のリズム、イントネーション、スピードなどをマネして音読する「リピーティング」を行ってみてください。
うまくリピーティングできるようになったら、音声を聞きながら英文を声に出して読む「オーバーラッピング」をすると良いでしょう。
オーバーラッピングができるようになれば、英文を見ずに聞こえてきた英語を少し遅れて発話する、「シャドーイング」をやってみてください。
各トレーニングは5回1セットで行うのがおすすめです。
なお、音読のコツは日本語訳や解説を確認し、英文をきちんと理解できている状態で行うことです。
問題集を解いて間違った問題があれば、空所に正しい語句を入れて音読し、語句が入ったフレーズをインプットしていきましょう。
リスニング
語句空所補充問題だけでなく、リスニングの問題も解答後、仕上げに音読しましょう。
先ほどお伝えした音読トレーニングを繰り返し行うことで、「読めば分かるのだけれど、聞くと分からなくなる」問題も解決してきます。
また、聞いた英語を書き取るディクテーションも、効果的なリスニングの学習法です。
ディクテーションを行うことで、知らなかった単語が含まれていたことに気づかされるなど、聞き取れない原因が明確になり、課題を認識していくことができます。
ディクテーションを行う際は、短い会話問題を教材として使用しましょう。
文書構造と話の展開
リスニングの問題が苦手な方のなかには、英語を聞いても話の展開を追えない方もいるでしょう。
そのような方は、文書構造を学んでみてください。
たとえば、英語の文書は概要から詳細な内容へと展開し、段落も同様に、概要の次に詳しい話が書かれている、といったことです。
また、話の展開に対する理解も重要。
抽象的な話の次に、具体的な話に移るのが英語の特徴であることを頭に入れておきましょう。
さらに、additionally、in additionという言葉があれば、話が追加される、therefore、as a resultという言葉があれば、結果が書かれている、といったことも学んでみてください。
リーディング
問題集を使ってリーディング問題を解いたら、知らない単語が多かったか、少なかったかをチェックしてみてください。
知らない単語が多くて問題が解けなかった場合、当然ですが、単語力の強化が必要です。
単語学習に力を入れることで、リーディング力も向上するでしょう。
一方で、知っている単語が多かったにもかかわらず、リーディング問題で点が取れない方もいます。
そのような方は、先ほどリスニングのところでご紹介した、文書構造や話の展開についての理解が浅いのかもしれませんので、学習してみてください。
さらに、音読学習も取り入れましょう。
音読学習をして音読のスピードが速くなると、黙読のスピードも速くなり、長文を速読できる力が身につきます。
次第に単語やフレーズを考えずに瞬時に理解できるようになり、読むというよりは、見る感覚なっていきます。
速読や精読も行う
最初からよく理解できる英文や、何度も音読をして理解度が高まってきた英文を使って、速読をしてみましょう。
時間を計ることと、本番同様に黙読で読むのがポイントです。
一方で知らない単語が多く、文構造が複雑で読解が難しい英文については、精読していきます。
知らない単語の意味を調べたり、文法事項を確認したりと、面倒な作業ではありますが、精読しなければ得点率を上げることはできません。
難しいと思う文章に出会ったら、精読してじっくりと向き合ってみてください。
ライティング
ライティングの対策の際に大切なのが、型を身につけること。
ライティングには以下のような型があります。
- 自分の意見を書く
- 理由(1)
- 具体例
- 理由(2)
- 具体例
- 再度自分の意見を書く
型を身につけるには、とにかく反復して量をこなすことが重要です。
1週間に1題以上書き、本試験までに最低でも10題は書き上げるのが理想。
なお、学生の方でトピックについての知識がない方は、ご両親など周囲の大人の方に、トピックについての意見を聞くのがおすすめです。
トピックについての知識や意見を頭に入れた上で、英作文を書き始めましょう。
また、解答例や英語の記事などから表現をインプットし、その表現を使って書くのもライティングのコツです。
フィードバックをもらうことの大切さ
ライティング力を鍛えるために、たくさん書くことが大事ですが、間違いに気づかぬまま、修正せずにたくさん書いたところで力はつきません。
しかし、自分で間違いに気づいていくのは難しいですよね。
独学でのライティング対策には限界があります。
そのため、書いた英作文を添削し、フィードバックをくれる方と一緒に、対策を行うのがおすすめです。
できている点、改善点のフィードバックをもらい、そのフィードバックを元に書き直していくことで、ライティング力が養われます。
【英作文を書く→フィードバックをもらう→書き直す】を繰り返し行い、今ある知識で最も質の高い英作文を作ることを目指しましょう。
過去問を解く
問題集を解くだけでなく、必ず過去問を解くようにしてください。
本番同様に時間を計りながら問題を解くことで、問題形式に慣れ、時間配分の感覚も身につけられます。
なお、過去問は英検®の公式サイトでダウンロードできますが、公式サイトでは3回分しかダウンロードできないのと、詳しい解説がないので、過去問の教材も別途用意しておくと良いでしょう。
試験本番までに、2年分の過去問を解いておくことが理想です。
オンラインレッスンで英検®準1級対策ができる!3つのメリットを紹介
上述したとおり、ライティングの対策は独学では難しいです。
また、英検®準1級は大学中級程度のレベルなので、解説を読んだだけでは理解が難しい問題も出題されます。
そこでおすすめなのが、オンラインレッスンです。
ここでは、オンラインレッスンを利用した英検®準1級対策のメリットをお伝えします。
日々の学習管理ができる
英検®準1級の合格を目指すには、苦手分野に時間を割きつつも、各分野をバランスよく勉強しなければなりません。
苦手分野の克服やバランスの良さを考慮しつつ、試験当日までに合格できる力が確実に身につけられる、そんな学習計画を立てる必要があります。
学業や仕事、家事で忙しいなか対策をするのですから、効率的な勉強法も模索する必要があるでしょう。
独学では当然、上記の学習管理はすべて自分で行います。
計画を立てるだけでも、時間がかかるのではないでしょうか。
また、折角立てた計画も思うように進まず、最後まで終わらないうちに試験当日を迎えることもあるでしょう。
一方でオンラインレッスンなら、英検®対策の知識が豊富なプロにより、確実に力がつくカリキュラムが組まれているので、自分で考える必要はありません。
ただ、予約を入れた日にレッスンを受け、言われたとおりに自宅学習をするだけなので、とても楽です。
また、自宅でレッスンが受けられるため、忙しい方でもスキマ時間を活用して対策ができます。
指導経験豊富な講師から、効率良く学習できる方法を教えてもらえるので、学習法について自分で調べたり、考えたりする必要がないのもメリット。
不明点を解消できる
先ほどお伝えしたとおり、英検®準1級には難解な問題が出題されます。
解説を読んでも分からない場合、独学だとすぐに誰かに聞いて解決することができませんが、オンラインレッスンを受講すれば、講師に不明点を質問できます。
不安なライティング対策も、講師に聞き、フィードバックをもらいながら取り組めるので、得点できる力をしっかりと身につけていけます。
なお、日本人講師によるレッスンを受講すれば、日本語で質疑応答ができるので、より効率的な学習が可能です。
モチベーションを維持しやすい
英検®対策を開始し始めた頃は、独学でもやる気に満ちて学習に取り組める方が多いでしょう。
しかし、長期に渡って勉強するとなると、モチベーションの維持が難しくなります。
一方、オンラインレッスンだと講師と一緒に対策が進められます。
講師に褒めてもらったり、励ましてもらったりしながら対策ができるので、学習意欲をキープしやすいのです。
また、相性の良い講師と出会えれば、楽しみながら英検®対策ができます。
親身になってくれる講師なら悩み相談もできるので、不安を解消しながら学習を進められるでしょう。
さらに、レッスン料を払って学習していることから、「お金を払ってレッスンを受けているのだから、合格したい!」といった気持ちにもなりやすく、モチベーションアップにつながります。
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英検®準1級は難易度が高く、合格率の低い試験であることが分かりました。
反復学習や音読学習などを取り入れつつ、単語、文法、リスニング、リーディングの力を鍛えていきましょう。
ライティングは、フィードバックからミスなどを確認し、書き直すことで力がつきます。
身近にフィードバックをくれる人がいなければ、オンラインレッスンを利用してみてください。
オンラインレッスンなら自分で学習管理をせずに済み、日々の学習における不明点の解消が可能。
独学よりもモチベーションが保ちやすいのも良いですね。
なお、KIRIHARA Online Academyでは、英検®対策ができるオンラインレッスンを提供しています。
講師は英検®対策に最適な日本人講師。
難解な文法やライティングのフィードバックも、日本語で分かりやすく解説してくれます。大変な単語学習も講師のアドバイスを聞きながら進められるので、効率的な対策が可能です。
ご興味のある方は、ぜひ無料体験レッスンを受講してみてください。
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