社会人の英語の資格と言えば、TOEIC®。
会社で目標スコアが決められていたり、転職のためにTOEIC®のスコアが欲しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、社会人が目指すべきTOEIC®スコアやおすすめの勉強法についてご紹介します!
社会人の目標TOEIC®スコアは?
TOEIC®の勉強を始めるにあたって、まずは目標設定が必要です。
初めてTOEIC®を受験する場合、どのくらいのスコアを目指せばいいのか見当がつかないですよね。
社会人の平均スコアやおすすめの目標スコアをご紹介します。
社会人のTOEIC®の平均スコア
- 社会人平均 639 点
- 全体平均 612 点
社会人のTOEIC®の平均スコアは、639点です。
スコアの内訳は、Listening348点、Reading291点です。
TOEIC®受験者全体の平均点は、社会人の平均より下がり、612点となっています。
初心者が目指すなら600点
TOEIC®初心者がまず目指すべき点数は600点です。
TOEIC®600点は、TOEIC®の平均点とほぼ同じです。高校卒業レベルの英語力になります。一般的に履歴書に書ける点数が600点からと言われています。
高い英語力を証明できる730点
TOEIC®600点を達成したら、次に目指すのが730点です。
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)では、TOEIC®スコアによって、コミュニケーションレベルをA~Eの5つのランクに分けています。
730点を取得すると、レベルBになり、どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている英語力を証明できます。
レベル | スコア | 評 価(ガイドライン) |
---|---|---|
A | 860 | Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。 自己の経験の範囲内では、専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。Native Speaker の域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれをも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。 |
B | 730 | どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。 通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できる力を持っている。業務上も大きな支障はない。正確さと流暢さに個人差があり、文法・構文上の誤りが見受けられる場合もあるが、意思疎通を妨げるほどではない。 |
C | 470 | 日常生活のニーズを充足し、限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる。 通常会話であれば、要点を理解し、応答にも支障はない。複雑な場面における的確な対応や意思疎通になると、巧拙の差が見られる。基本的な文法・構文は身についており、表現力の不足はあっても、ともかく自己の意思を伝える語彙を備えている。 |
D | 220 | 通常会話で最低限のコミュニケーションができる。 ゆっくり話してもらうか、繰り返しや言い換えをしてもらえば、簡単な会話は理解できる。身近な話題であれば応答も可能である。語彙・文法・構文ともに不十分なところは多いが、相手が Non-Native に特別な配慮をしてくれる場合には、意思疎通をはかることができる。 |
E | コミュニケーションができるまでに至っていない。 単純な会話をゆっくり話してもらっても、部分的にしか理解できない。断片的に単語を並べる程度で、実質的な意思疎通の役には立たない。 |
外資系企業も目指せる800点
2022年度のIIBCの資料によると、TOEIC®800点は受験者全体の上位15.9%に入ります。英語力の高さを十分に証明できます。
TOEIC®800点であれば、転職や就職活動で不利になることはまずありません。
外資系企業にも挑戦できる点数です。
社会人がまずやることはTOEIC®の申し込み
TOEIC®の勉強を始める前に、まずやることはTOEIC®の申し込みです。
最初に試験日を確定させてしまうことで、試験に向けて半強制的に勉強する環境を作れることができます。
目標に達成期限を設けないと、モチベーションの維持が難しく、単なる願望で終わってしまいます。
「〇月〇日のTOEIC®テストで600点を取る」というような、具体的な目標を立て、計画的に勉強することをおすすめします。
社会人の最大の課題は勉強時間の確保
社会人がTOEIC®を勉強するために、最大の課題となるのが勉強時間の確保です。
多くの社会人が、1日の大半を仕事で占めています。
1日のうち、仕事、睡眠、家事などを引いた自由時間は2、3時間程度ではないでしょうか。残業や育児などがある方はもっと少ないかもしれません。
いかにTOEIC®の勉強時間を確保するかが重要になってきます。
社会人がTOEIC®の勉強時間を捻出する3つの方法
TOEIC®の勉強時間を確保するためには、どうしたらいいでしょうか。
忙しい社会人がTOEIC®の勉強時間を捻出する方法を3つご紹介します。
① 隙間時間を勉強に充てる
社会人が受験生のように何時間も机に向かって勉強するのは、現実的ではありませんよね。
そこで、社会人は隙間時間の活用がおすすめです。
通勤時間や昼休みなど、今までなんとなくスマホを見て過ごしていた時間をTOEIC®の勉強に充てましょう。
通勤に30分かかる方であれば、往復1時間を勉強に充てることができます。
TOEIC®のリスニング教材を聴く、アプリで単語を覚えるなど、混んでいる電車の中でもできることは意外とあります。
② 朝に勉強する
朝は、静かな環境で集中できるので勉強に最適です。
目覚めてからの3時間は脳がもっともよく働く「脳のゴールデンタイム」と呼ばれています。
仕事の後に勉強しようとすると、急な仕事や飲み会が入ってしまうことがありますが、朝なら急な予定が入ることもありません。
また、朝は出社時間というタイムリミットがあるため、集中して勉強に取り組むことができます。
家では集中できないという方は、早く家を出て、就業前に会社やカフェで勉強することもおすすめです。
③ 休日に勉強する
平日に勉強時間が確保できない方は、休日にまとめて勉強することをおすすめします。
休日は仕事がない分、その時間をTOEIC®の勉強に充てることができます。
模試を解くなど、まとめて時間が必要なものにも取り組めます。
社会人におすすめのTOEIC®勉強法5選
TOEIC®の勉強といっても、具体的に何をすればいいのでしょうか。
せっかく勉強するのであれば、効率良くスコアアップしたいですよね。
社会人におすすめのTOEIC®勉強法を5つご紹介します。
① 基礎英語のやり直し
社会人の中には、英語からしばらく離れてしまっている方もいるのではないでしょうか。
その場合は、まずは基礎英語のやり直しから始めます。
英語の土台をしっかりと作ることが大切です。中学校レベルの文法と単語は復習しておきましょう。
② 英単語・熟語
次に、TOEIC®の単語・熟語を覚えます。TOEIC®でスコアを上げるためには、語彙力が非常に大切になってきます。
単語の意味が分からなければ、聞き取ることも読むこともできません。一方で、TOEIC®は単語さえ分かれば解ける問題もあります。
単語帳を1冊購入し、マスターします。効率良くスコアアップをするために、単語帳は大学受験用のものなどではなく、必ずTOEIC®用のものを用意しましょう。
③ リスニングの先読み練習
単語を覚えたら、次はリスニングの練習をします。TOEIC®は、リーディングに比べてリスニングの方が平均点が高く、点数を取りやすくなっています。
リスニングの問題を解く上で重要なのが、先読みです。
先読みとは、リスニングの音声が流れる前に、設問と選択肢を先に読んでおくことです。TOEIC®のスコアを上げるためによく使われるテクニックです。
先に設問と選択肢を読むことで、どんな会話が展開されるのか、何のアナウンスなのかなどを予想できます。また、何が問われるかを分かった状態で英語を聞くので、答えが聞き取りやすくなります。
④ リーディングの速読練習
TOEIC®のリーディングは、75分間で100問の問題を解くので、時間との勝負になります。
多くの受験者が、リーディングは最後の問題までたどり着けず苦戦します。
英文を読むスピードを上げる練習をしましょう。ポイントは、文章を前からどんどん訳して読んでいくことです。
TOEIC®の問題集を使って、出題傾向を掴みながら、リーディングに取り組みましょう。
⑤ 公式問題集
最後に、TOEIC®の試験までに必ずやってほしいものが、公式問題集です。
公式問題集はテスト2回分が収録されています。リスニング音声も本番と同じ公式スピーカーによるものです。本番同様に時間を測り、公式問題集を解きます。
時間を測ることで、時間配分のコツが分かります。
間違えた問題は解説を読み、しっかり復習しましょう。
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本記事では、社会人の目指すべきTOEIC®の目標スコアやおすすめの勉強法についてご紹介しました。
忙しい社会人は、TOEIC®の勉強時間の確保と、効率の良い勉強方法を選ぶことが成功のカギになりますね。
しかし、独学でTOEIC®の勉強をするとなると、どの教材を使ったらいいか迷ってしまったり、自分で勉強のスケジュール管理をしなければならなかったり、ハードルが高いですよね。
一人で勉強しているとモチベーションも下がりやすく、挫折してしまいがちです。
そんなときは、プロの手を借りてみませんか。
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コースは目標スコアに合わせた2つ!
- TOEIC®が初めての方向け 500~600点コース
- スコアアップを目指す方向け730点コース
コースの監修は、数多くのTOEIC®対策の著書を持つ早川幸治(Jay)先生です。
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