英検対策

英検準1級 リーディングの解き方|時間切れを防ぐ長文対策と復習法

「4級までは単語を覚えられたのに、3級になると急に不安」
「英検準1級のリーディングで、最後の長文までたどり着けない」
「単語帳は進めているのに、本文になると意味がつかめない」
「内容一致問題で、本文のどこを根拠に選べばよいか分からない」

英検準1級のリーディングは、2級までの延長で何となく読もうとすると、急に苦しくなります。語彙の抽象度が上がり、文章テーマも教育、環境、科学、社会問題など幅広くなります。さらに、一次試験ではリーディングとライティングを90分で解くため、長文に時間をかけすぎると英作文や要約問題に影響します。

日本英語検定協会は、準1級を「およそ大学中級程度」と位置づけています。社会生活で求められる英語を理解し、使用できる力が求められる級です。つまり準1級のリーディングでは、単語を知っているだけでなく、文章の論理を追い、根拠を見つけ、必要な情報を短時間で処理する力が必要です。

この記事では、英検準1級 リーディングで時間が足りなくなる原因、大問別の読み方、2ヶ月で読解力を上げる学習計画、音読を使った復習法まで整理します。

1. 英検準1級のリーディングは「速く読む」より「迷わず読む」ことが大切

準1級のリーディングで多い失敗は、「速読しなければ」と焦って本文を雑に読むことです。確かに時間配分は重要ですが、本文の流れをつかめていないまま選択肢を見ると、結局何度も読み直すことになります。

準1級で必要なのは、ただ速く目を動かすことではありません。大切なのは、次の3つです。

  • 文章のテーマを早くつかむ
  • 段落ごとの役割を見分ける
  • 選択肢の根拠を本文に戻って確認する

1文ずつ完璧に和訳する読み方では、時間が足りません。一方で、本文を飛ばしすぎると根拠を見失います。準1級では「大まかな流れをつかみながら、必要なところだけ精密に読む」読み方に切り替える必要があります。

たとえば長文を読むときは、各段落を読んだあとに「この段落は、問題提起なのか、理由なのか、具体例なのか、反論なのか」を一言で言えるようにします。これだけで、内容一致問題の根拠を探すスピードが変わります。

2. 2024年度リニューアル後も、リーディング対策は軽くならない

英検は2024年度第1回検定から、3級以上で問題形式を一部リニューアルしました。準1級では、一次試験の設問数が41問から31問に変更されています。大問1の短文語句空所補充は7問削減、大問3の長文内容一致選択は3問削減されました。

設問数だけを見ると、リーディングの負担が軽くなったように見えるかもしれません。しかし、合格基準スコアやCEFR算出範囲は変更されていません。さらに、準1級ではライティングの重要性も高く、リーディングで時間を使いすぎると、作文や要約に回す時間が圧迫されます。

つまりリニューアル後の準1級では、「問題数が減ったから楽」ではなく、「少ない設問で確実に得点し、ライティング時間も残す」戦略が必要です。

特に意識したいのは、リーディングと要約問題のつながりです。長文を読むときに段落の要旨を取る練習をしておくと、要約問題でも本文の重要情報を選びやすくなります。リーディング対策は、ライティング対策にも直結します。

3. 大問別|英検準1級 リーディングの解き方

大問1:語句空所補充は「単語の意味」だけで解かない

大問1では、語彙力が大きく問われます。ただし、単語の日本語訳を知っているだけでは迷うことがあります。準1級の語彙問題では、品詞、前後の語との相性、文脈に合う意味を判断する必要があります。

たとえば選択肢に似た意味の単語が並んでいる場合、空所の前後にどんな名詞や前置詞があるかを見ると絞り込みやすくなります。単語帳を使うときも、日本語訳だけでなく、例文とセットで覚えましょう。

復習では、間違えた単語だけを暗記し直すのではなく、「なぜ他の選択肢は不自然なのか」まで確認します。この作業を続けると、単語が文章の中で使える知識に変わります。

大問2:長文空所補充は前後1文ではなく段落で考える

長文空所補充では、空所の前後だけを見て答えようとすると外しやすくなります。準1級の文章では、空所が段落全体の流れに関わっていることが多いからです。

まずは、その段落が何を説明しているかをつかみます。次に、空所の前後で話が順接しているのか、逆接しているのか、具体例に移っているのかを見ます。接続語や指示語に注目すると、選択肢を絞りやすくなります。

おすすめは、本文を読んだあとに各段落の役割をメモすることです。

  • 第1段落:テーマ提示
  • 第2段落:原因の説明
  • 第3段落:具体例
  • 第4段落:筆者の結論

このように整理できると、空所に入る文の方向性が見えます。準1級の長文は難しく見えますが、文章全体の型をつかめると読みやすくなります。

大問3:内容一致は「本文に書いてある言い換え」を探す

内容一致問題で大切なのは、選択肢を自分の印象で選ばないことです。正解は、本文のどこかに根拠があります。ただし、本文と選択肢がまったく同じ表現で書かれているとは限りません。

準1級では、本文の表現が選択肢で言い換えられることがよくあります。たとえば、本文では cause と書かれていて、選択肢では lead to になっている。本文では not effective と書かれていて、選択肢では have little impact になっている。この言い換えに気づけるかどうかが得点差になります。

解くときは、次の流れがおすすめです。

  1. 設問を先に読み、何を聞かれているか確認する
  2. 本文を段落ごとに読み、要旨をつかむ
  3. 選択肢を見て、本文の根拠に戻る
  4. 極端な表現や本文にない情報を消す

本文を読んだ印象だけで選ぶと、もっともらしい選択肢に引っかかります。必ず「本文のこの部分と対応している」と言える状態で選びましょう。

4. 時間切れを防ぐリーディングの時間配分

準1級の一次試験は、リーディングとライティングを合わせて90分です。リーディングに時間を使いすぎると、意見論述や要約問題の見直しができません。

目安としては、語彙問題を短時間で処理し、長文にまとまった時間を残す設計が必要です。最初から完璧に読もうとせず、分からない問題は印をつけて先へ進みましょう。

特に注意したいのは、語彙問題で悩みすぎることです。知らない単語は、時間をかけても急に思い出せないことがあります。30秒から40秒考えて決められない問題は、いったん仮で選び、長文とライティングに時間を残す方が全体の得点は安定します。

長文では、本文を読む前に設問を軽く確認しておくと、何を探せばよいかが見えます。ただし、選択肢まで細かく読み込む必要はありません。先に設問の視点を持ち、本文で根拠を拾うイメージです。

5. 2ヶ月でリーディングを伸ばす学習計画

英検準1級 リーディングを2ヶ月で伸ばすなら、単語、精読、時間演習を分けて考えましょう。

1〜2週目は、過去問を1回解いて現在地を確認します。語彙で落としているのか、長文の根拠探しで落としているのか、時間不足なのかを分けて記録します。同時に、準1級レベルの単語帳を毎日20分から30分進めます。

3〜4週目は、長文を段落ごとに読む練習をします。答え合わせのあと、各段落の要旨を日本語で一文にまとめます。余裕があれば、その要旨を英語で短く言い換えると、要約問題の土台にもなります。

5〜6週目は、時間を測って大問別演習を行います。ここでは、すべてを丁寧に読むより、本番で使う手順を固定することが目的です。「設問確認、本文読解、根拠確認、消去法」の流れを毎回同じにします。

7〜8週目は、過去問を本番形式で解きます。リーディングだけでなく、ライティングまで含めて90分で回す練習をしてください。準1級では、リーディングで得点してもライティングに時間が残らなければ合格が遠くなります。

6. 音読トレーニングで読解スピードを上げる

リーディング対策なのに音読が必要なのか、と思う人もいるかもしれません。しかし、準1級では音読が読解スピードの底上げに役立ちます。

英文を読むのが遅い原因の一つは、語順のまま意味を取れていないことです。日本語に訳しながら戻り読みをしていると、長文で時間が足りません。音読では、英文を前から順番に処理する練習ができます。

おすすめの復習手順は次の通りです。

  1. 長文を解き、答え合わせをする
  2. 分からなかった単語と構文を確認する
  3. 段落ごとの要旨を一文でまとめる
  4. 音声がある教材なら音声を聞く
  5. 意味のまとまりごとに3回音読する

音読は、声に出すこと自体が目的ではありません。英語の語順で意味を処理し、文の流れを体に入れるための練習です。続けると、リーディングだけでなくリスニングや面接にも効果が出ます。

7. 独学で伸び悩むときに見直したいこと

独学で準1級リーディングを進めていると、答え合わせが丸つけだけで終わりがちです。しかし、準1級で伸びる復習は「なぜ間違えたか」を分類するところから始まります。

間違いは、次の4つに分けてください。

  • 単語を知らなかった
  • 文構造を取り違えた
  • 段落の主旨を誤解した
  • 選択肢の言い換えに気づけなかった

この分類をすると、次にやるべきことが見えます。単語不足なら語彙と例文音読、構文ミスなら精読、段落理解なら要旨取り、選択肢ミスなら根拠確認の練習が必要です。

「何となく読めなかった」で終わらせると、同じミスを繰り返します。準1級では、復習の質がそのまま得点に出ます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 英検準1級のリーディングは何割取ればよいですか?

英検CSEスコアでは、同じ正答数でも回次によってスコアが異なるため、公式に単純な正答数の目安は示されていません。リーディングだけでなく、ライティング・リスニングとのバランスも重要です。まずは過去問で弱点を確認しましょう。

Q2. 準1級の長文は全部和訳した方がよいですか?

本番では全部和訳する時間はありません。復習では精読して構文を確認し、本番では段落の要旨と設問の根拠を中心に読む練習をしましょう。

Q3. 単語帳を覚えても長文が読めないのはなぜですか?

単語を1語1訳で覚えている可能性があります。準1級では、文脈、品詞、言い換え表現まで含めて理解する必要があります。例文、長文、音読をセットにして覚え直しましょう。

Q4. リーディング対策は要約問題にも役立ちますか?

役立ちます。段落ごとの要旨を取る練習は、要約問題で重要情報を選ぶ力につながります。長文を解いたあとに、各段落を一文でまとめる復習を入れるのがおすすめです。

Q5. 英検S-CBTでも準1級のリーディング対策は同じですか?

基本的な読解力、語彙力、根拠確認の考え方は同じです。英検S-CBTは従来型と同等の級・資格・CSEスコアを取得できますが、画面上で読む形式に慣れる必要があります。

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準1級のリーディングは、単語を覚えるだけでは安定しません。長文の論理を追い、根拠を見つけ、時間内に解き切る練習が必要です。さらに、読解力は要約問題やライティングにも直結します。

KIRIHARA Online Academyが準1級リーディング対策に選ばれる3つの理由:

1. 桐原書店のメソッドで長文を「読める手順」に分解
55年以上にわたり英語教材を開発してきた桐原書店のノウハウを活かし、語彙、構文、段落要旨、選択肢の根拠確認まで、準1級の長文読解を段階的にトレーニングします。

2. 日本人講師が弱点を見える化して伴走
「単語不足なのか」「構文で止まっているのか」「選択肢の言い換えで落としているのか」は、自分だけでは判断しにくいものです。日本人講師が日本語で丁寧に解説し、あなたの弱点に合わせて復習方法まで調整します。

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試験日から逆算した2ヶ月の専用カリキュラムで、リーディング、ライティング、リスニングをバランスよく管理します。長文だけに偏らず、一次試験全体で合格に近づく設計です。

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